結婚は愛の力だけでなくお金の力もないと維持難しいですがあなたは大丈夫?
結婚相手とはずっと幸せに暮らしていきたいと思い、相手の性格や年収には注目するものの、相手の「お金の価値観」までは注目にくいもの。
もしあなたが今結婚を考えているパートナーが本記事に書いてある特徴に該当する場合、仮に性格が良くても、後々お金のことで苦労することになるかもしれません。
「結婚後にお金のことで苦労したくないな」
「性格が合えば大丈夫なんじゃないの?」
「どういう相手ならお金のことに苦労しないんだろう」
「気を付けるべきポイントが分からない」
という方へ、次の6つの基準を軸に相手をチェックする方法を解説させていただきます。
- 稼ぐ力
- 貯める力
- 増やす力
- 維持する力
- 使う力
- 考える力
★こんな人達の役に立ちます★
- 結婚後にお金のことでもめたくない方
- パートナーのお金の価値観が気になる方
結婚相手に選ぶとお金に苦労するパートナーは6つの力で測れ
「結婚相手を誤るとお金に苦労するよ」
と言われたところで「そりゃそうだ」としかなりませんが、では具体的にどういう基準でそれを確認すれば良いのかと言われると分からないものです。
増してや日本ではお金のことはあまり深く話してはいけないという暗黙の風習があるので、結婚するまで聞けなかった⇒結婚後に後悔する、などということもよく聞く話です。
結論を先に言うと、マネーリテラシー(6つの力)が弱くないか?を測ることで網羅的にチェックできるようになります。
では6つの力とは具体的にどういうものかというと、次の通りです。
- 稼ぐ力:現在の収入を上げる行動を行うための力
- 貯める力:自身の収支を把握し、計画的に貯めるための力
- 増やす力:資産を運用して増やす行動を行うための力
- 維持する力:詐欺から自分の資産を守るなど、自分の資産を維持するための力
- 使う力:無駄を省き、必要なことにだけお金を使うための力
- 考える力:お金に対して真摯に考えるための力であり、1~5の総合力。
この6つの力の『いずれか』が弱いと要注意の対象です。
例えばどういう人が該当するのか?順にチェックしていきましょう。
なお本記事では6つの力の概要を書かせていただいていますが、それぞれの力の詳細についても記事を書かせていただいていますので是非そちらも併せて参考にしてくださいませ。
稼ぐ力が弱い:専業主夫/主婦になる気まんまんのパートナー
稼ぐ力が弱いパートナーの中でも、所謂「専業」になる気まんまんなど、あなたの収入に依存するつもりのパートナーには要注意です。
(単に年収が低いとしても、そこを課題と感じ増やすための意思があるなら問題ではありません。)
もしあなたのパートナーが
- 現在の仕事に不満を言っている
- 「支えることに専念したい」と主張する
などあなたの収入に依存する気だと感じるようであれば、結婚または出産のタイミングであなたが唯一の稼ぎ柱になってしまいますし、万が一あなたが職を失えば一気に生活が破綻してしまうでしょう。
専業でも問題なくやっていけたのは、サラリーマンになりさえすれば定年まで安定すると言われていた昔の話で、今はサラリーマンであっても安定とは言えません。
それにも関わらずあなたの収入に依存する気まんまんのパートナーであれば、そのパートナーとは「あなたの稼ぎが続く限り」の関係になりえます。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- やたら年収を聞いてくる
- 今の仕事を楽しめておらず、単純に辞めたそうな雰囲気がある
- 結婚や子供産まれたら仕事どうする?と聞いた時に「専業で」「支えることに専念したい」とか言う言葉ばかりが出てくるなど、稼ごうという意欲を感じられない
- 男性が仕事をし、女性が育児や家を守るという価値観のままである
増やす力が弱い:投資をギャンブルとしか思わないパートナー
単純に投資などの資産運用をしてないだけならばまだ良いのですが、「投資はギャンブル!」という固定概念を持っていたら要注意です。
特にあなたが資産運用をすることにすら反対するタイプのパートナーであれば、貯金のみで資産を増やさざるを得ないか、こっそり資産運用しなければならないことになってしまいます。
昔は良くも悪くも「サラリーマンとして働き、お金は銀行に預けていれば良い」というのが王道であったため、同様の教育を受けた日本人が非常に多いです。
そのため今でも昔の王道に反する「副業」「資産運用」に対して批判的な考えを持つ方は一定数います。
しかし金融庁が発表した「老後2000万円問題」をきっかけに投資などの資産運用をしくべき風潮が出る様になり、現に2022年からは高校の家庭科で投資信託の授業すら導入される予定であるなど、昔の王道は崩壊してきています。
それにも関わらず昔の王道を主張し続け、「投資はギャンブル」と言い続けるパートナーであれば、今後長きに渡りあなたの足を引っ張り続けることが予想できます。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- 投資はギャンブルと考える上、自身の考えを曲げる気がない
- 資産運用の重要性について理解する気がない
- お金は働いて稼ぎ、銀行に預けるものとしか考えない
- 資産運用をさせてくれない/負けたら許さないと主張してくる
貯める力が弱い:浪費家のパートナー
お金の使い方に計画性がないパートナーはハッキリ言って足手まとい以外の何者でもありません。
仮にあなたが倹約家で一生懸命お金を貯めたとしても、それをパートナーが浪費しているようではいつまで経ってもお金なんて貯まりません。
仮にあなたのパートナーに浪費癖があって改善が難しそうな場合は、少なくともパートナーに家計の管理を任せるべきではありませんし、小遣い制で支出に制限をかけるべきです。
そんなことをしたら将来絶えずお金が足りずにその場凌ぎの選択肢をし続ける未来が容易に予測できます。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- 年収が高ければ良いと考えている
- 自分の収支を把握していない
- 社会で数年暮らしているにも関わらず、貯金がない&今後も貯めれそうにない
- 安売りセールスについつい飛び込んでしまう
- 部屋に無駄そうなものが多い
- 趣味にお金を使い過ぎている
- こだわりが強く妥協を知らない
使う力が弱い:財布の紐がきつ過ぎるパートナー
節約志向があるに越したことはないのですが、中には必要以上に財布の紐がきついタイプの方がいます。
私は「節約家」には大きく分けて「ただのドケチ」と「倹約家」に分かれ、その共通点と相違点は
- 共通点:無駄な出費をしない
- 相違点:必要なものへの投資すら惜しむか否か
であると考えています。
必要なものへの投資すら惜しむのが「ただのドケチ」で、惜しまないのが「倹約家」。
私が推奨するのは勿論「倹約家」の方です。
例えば
- 自身や子供の自己啓発に対してお金を使おうとしない
- 1円の節約のために何の工夫もなく(*)遠くのスーパーに行く
というタイプの方は「ただのドケチ」で、そういう思考の方と結婚すると今後お金を使うたびに余計なコミュニケーションを取る羽目になることでしょう。
不要なものにお金を使わない姿勢はキープしつつ、時間の節約など自分の生活を豊かにするものに対してはお金を積極的に投資する、そんなバランスの取れたパートナーであれば良い生活を送れるようになれます。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- なんでもかんでも「勿体ない!」と言ってお金を使わない
- 行動を起こす際、「得られる効果」よりも「かかるお金」の方を気にする
- 自分のお金を減らすことを極端に嫌がる
維持する力が弱い:勧誘を断れない&騙されやすいパートナー
例え稼ぎが良くて計画的にお金を使って貯めることができたとしても、相手からの勧誘を断れなかったり他人を簡単に信用しそうなパートナーであれば、貯めた資産を一気に失ってしまう恐れがあるので要注意です。
例えば勧誘を断ることができないがために
- 同僚から紹介された保険マン経由で入る必要のない保険に加入してしまった
- 付き合いで興味のないスクールに通う羽目になってしまった
ということをするような方であれば、いらないもののために毎月お金が減ることになります。
また例えば騙されやすいがために
- 投資用の新築ワンルームマンション買っちゃった♪
- ネットワークビジネスという素敵な仕事を紹介してもらっちゃった♪
なんてことをされてしまったら挽回そのものが大変になってきます♪
「断るべきところで断れない」「相手を妄信して疑えない」タイプのパートナーであれば、せめて予防として一言相談させるように説得してみてください。
それすら叶わなければ、そのパートナーは後々あなたの足を引っ張りかねません。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- 誘われるとNOと言えない
- 見ず知らずの人を疑うことを知らない
- 断れずに加入し、お金を払い続けているものがある
考える力が弱い:お金の話・お金の勉強が嫌い
そもそもの話として、理想的なのはお金の話ができ、尚且つ一緒にお金の勉強ができるようなパートナーです。
あなたがお金の勉強を積極的にしていく中でパートナーがその真逆をいくタイプだとすれば、そもそも性格が合っていないとすら言えます。
好む好まないに関わらずお金というものは一生あなた&パートナーについて回るもので、結婚してからも例えば
- 結婚式
- 家計の管理の仕方
- 住む場所
- 保険
- 子育て
- 親の介護
- 老後の生活
など、お金のかかるイベントは避けたくても避けることはできません。
避けることができないのだからそれに向けてどのようにお金を貯めていこうかという計画を二人で立てていかなければならないというのに、そのお金の話自体嫌うようでは話になりません。
せめて口出ししてくれないのであればまだやりやすいのかも知れませんが、お金の話が絡むとなるとついつい口が出てしまうもので、衝突の原因になりやすいものです。
だからこそ、お金の話ができ、一緒に勉強できるパートナーであることが理想なのです。
チェックポイント:次に該当する場合は注意
- お金の話になると拒絶反応を示す
- お金の勉強をする気がない
- 理想の生活は口にしてもそれを実現させるためのお金の工面の手段には無頓着
- 愛があればお金の心配はいらないと本気で考えている
結婚相手を誤りお金に苦労している私の知人
なお私の知人にも、本人のマネーリテラシーはとても高いのにパートナーに足を引っ張られ思うようにお金を増やせていない方がいます。
2名ほど紹介いたしますので、本記事に該当するようなパートナーと結婚するとどうなるんだろうの例として参考にしてみてください。
様々な投資を提案するもことごとく却下され続けるお金の講師Wさん
一人目の知人はWさんで、お金の勉強のセミナーで節約の仕方・投資などの資産運用について教える講師の方です。
Wさん自身はお金について教える立場なだけあって非常にマネーリテラシーは高く、私もよく彼とは情報交換をしています。
しかしある日Wさんと1対1で話す機会がありお話した際、意外な相談を受けることになりました。
実はWさん自身は奥さんからの強い反対があり投資ができていないらしく、どう説得すればいいのいか意見が欲しいというものでした。
その奥さんは財布の紐を握り、尚且つ投資についてはギャンブルという考えらしく、Wさんはお金を増やすことの重要性を一生懸命伝えた上で様々な資産運用の提案をしているのですが、ことごとく却下されているとのこと。
しかも却下される理由の大半が「でもやっぱり怖い!」の一言。
私からもWさんの悩み解消に貢献したく「こう言ってみてはいかがだろうか?」と助言していて、少しずつ改善しつつはあるが、まだまだ遠い模様。
一方に増やす力・考える力があっても、もう一方になければとこうなるんだなと感じさせるお話でした。
極端なお小遣い性で常に不満ばかりの会社員Sさん
二人目の知人はSさん、大学時代のサークルの先輩で専業主婦の奥さんと暮らす会社員の方です。
Sさんは良い勤め先で働いているので収入は多いはずなのですが、いつもお金の自由がないと不満を語ってきます。
その原因を詳しく聞いてみると、奥さんの財布の紐の締め方がきつ過ぎるのが理由とのことでした。
Sさんは所謂お小遣い性で飲んだり遊んだりしているようなのですが、その額が1万円と極端に少ないようで、遊びに行きたくてもなかなか遊びにいけない・本を買いたくても買えないなど確かに自由がない状況でした。
特に印象的だったのが、Sさんが会社からボーナスを受け取った日に奥さんから届いた1件のメールです。
私も読ませていただいたのですが非常に印象的なメールで、内容は次の通りでした。
件名:
あなたのボーナス(〇〇万円)の使い道本文:
・更新費の支払い:~万円
・家電の買い替え:~万円
(省略)
・貯金:~万円(←大半ここ)
・あなたのお小遣い:1万円以上
家計に対して一生懸命なのは良いのですが、ここまでくると稼ぎ手のモチベーションが下がって逆効果なのでは…使う力が弱い奥さんなのではないかと感じました。
また当時独身であった私が「自分が結婚する時は絶対に家計の管理をしよう」と強く思うきっかけになるメールでした。
まとめ
今のパートナーと結婚を考えているあなた、いかがでしたでしょうか?
この記事に該当するようなことはありましたでしょうか?
一度結婚をしてしまった後で分かると面倒なことになるので結婚前に該当することがないかチェックし、どうしていくかを対策していくことができれば、結婚後のお金に関する悩みは減っていくことでしょう。