節約

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る|固定費編

間違った節約・固定費編

同じ節約でも必要不必要を見極めて節約するのとただのドケチでは結果に大きな差が出てしまいます。

住居費・保険・通信費などの固定費を節約する際にただのドケチになっていたりしませんでしょうか?

この記事でお伝えするような節約をしている場合は要注意です。

もし現在節約しているが思ったようにお金が貯まらない、なんて方は是非チェックしてみてください。

[box03 title=”こんな人達のお役に立ちます”]・固定費の節約しているのに何かと苦痛に感じている方
・固定費の節約をしたいが失敗したくない方
・ストレスのかからない節約に興味のある方[/box03]

また「この節約やっていたら貧乏生活に陥る|変動費編」の記事も書いていますので是非併せて読んでみてください。

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る:変動費編

固定費の節約を誤るとかえって貧乏生活に陥ってしまう

節約自体は良い行為なのですが、やり方を誤りただのドケチ行為に走り過ぎてしまうと場合によってはよりお金を失い、最悪貧乏生活に陥ってしまうことにすらなりかねません。

私が節約する際に大切にしていることは以下4点で、これに該当しない場合は注意が必要と考えています。

  • 必要なものにはお金を出す(同じ効果を安く実現できれば尚OK)
  • 不要なものにはお金を出さない
  • 必要か不要かの判断基準は「将来自分を豊かにしてくれるかどうか」である
  • 節約でストレスを『貯めて』はならない

「お金を使わない」を履き違えた大切なものを失いかねない行為は避けるべきなのです。

今すぐやめるべきアウトな節約・固定費編

よくあるアウトな固定費の節約を私・知人が実際にやらかしてしまった失敗談を交えながら紹介いたします。

数が多いので次のように分類した上で紹介いたします。

  • 住居費
  • 保険
  • 通信費

住居費

住居費は固定費削減の目玉とも言える三大出費の1つです。生活の基盤にもなり簡単に変えられるものではないので慎重に選択すべき費用です。

家賃は安いが我慢ポイントの多い家に住んでしまう

安さを求めすぎると日常生活が辛くなったり、別途お金を使うようになり、かえってお金が減ってしまう恐れがあります。

あなたは家賃の安さを求めるあまり次のような不便な物件に住んでいませんでしょうか?

  • 立地が不便(駅から遠い、周囲に店がない、坂がきつい、など)
  • 風呂やトイレがない(または共同)
  • 古すぎて虫がよく出る

いくら安くても我慢ポイントの多い物件で我慢しながら暮らしているのであればアウトです。

私の家族の失敗談ですが、その人は安い家賃を求めて駅から徒歩20分(しかも急な坂がある)の距離の家に住んでいました。

その坂を上るのは非常きつく、最初の内はなんとか頑張って歩いていたのですが最終的にはほぼ毎日タクシーを使っており、むしろ駅近の物件に住んでいた方が安上がりだったのでは?と思えるようなお金の使い方をしていまっていました。

仮に我慢できていたとしてもそれで日々の暮らしがストレスフルになるようではお金では表現できないマイナスな効果も出かねないので、そのような暮らしは避けるべきです。

安いが治安の悪い物件を選んでいる

賃貸でもマイホームでも同様のことが言えますが、安い物件を選ぶ場合はその近辺の治安がどうかというのも確認してください。

全ての地域に当てはまるわけではありませんが、極端に安いところを選ぶと治安を悪くするような人が近くに住む可能性もあります。

よく聞く話で市営住宅というのは安さこそあれどそういう人達に遭遇する可能性が高い上、仮にご近所とトラブルになったところで管理人や警察が対応してくれることにはあまり期待できないとのこと。

事前にネットなり不動産業者に確認しつつ、それでも不安な場合は実際に検討している物件を訪れて確認することをおススメします。

私自身そういう人達に遭遇したことはなかったのですが、過去に1件物件の下見に行ってた時に

  • 隣の部屋の窓ガラスが割れている
  • 隣の部屋の周辺が空き部屋になっている

という住んだら嫌なことに巻き込まれそうな部屋があったので避けたことがあります。

その後その部屋に誰か住むようになったのかが分からないのでなんとも説得力に欠ける話ではありますが、万が一そういう部屋を見つけたら避けた方が無難でしょう。

物件価格は安いが維持費の高い家を買ってしまう

物件価格があまりにも安い物件には、実は維持費が高くつくという罠が潜んでいる可能性があります。

田舎・立地の悪いエリア・古いマンションに多いですが、物件価格が安くて一見お得そうに見える物件が見受けられます。

家に限らず大きな買い物をする時は次の費用をしっかり確認しないと思わぬ損をしてしまうので注意が必要です。

  • 初期費用(最初に1回だけ支払う)
  • 維持費用(定期的に支払う)

私が以前マイホームを選ぶ際に中古マンションをいくつか見ていたのですが、1件だけ他のより突出して安い物件がありました。近隣エリアだと3000万円だったのに対しそのマンションは同じ間取りで2000万円弱。

初期費用だけならお得に見えたのですが、維持費(管理費・修繕積立金)も調べてみると近隣が毎月2万円弱で済むのに対し、そのマンションは6万円強…つまり年間で50万近く維持費が多くかかるような罠物件だったのです。

結果的に買わなかったので失敗談にはなりませんでしたが、仮にそのマンションを買っていたら一時的に1000万円得したとしても20年年後にはトータルで損していたことになっていたでしょう。

保険

保険は三大出費とまでは言われませんが、一生涯支払い続けることを考えると莫大な費用になりかねないので住居費同様に慎重に選択をすべきです。

貯蓄・節税のために貯蓄型の生命保険や個人年金に加入する

節税と貯蓄を兼ねて貯蓄型の生命保険や個人年金は加入に入っている方は逆に遠回りな投資をしている恐れがあります。

これらの保険は貯蓄効果に加えて節税効果がありますし、保険会社側が投資で増やそうとしてくれる分、銀行預金よりも効率が良い投資であると感じてしまうかも知れません。

(銀行預金が投資と言われるのは違和感あると思いますが、銀行に預けたお金は銀行が投資で増やしその一部を利息として我々に還元してくれているので実はこれも投資に該当するのです)

しかし実際に銀行預金や自分で投資する場合とでパフォーマンスを比較した上で判断していますでしょうか?

ちなみにそれぞれのケースでパフォーマンスを見てみると、

投資先 利回り[%/年] 解約違約金
銀行預金 0.001%~0.1%(複利) なし
貯蓄型保険 1.0%(複利)+節税効果(単利) 大体10年以内に解約すると預けたお金より少ない額で返ってくる
投資信託 3.0%~(複利) なし
投資先と年利の表

貯蓄型保険は銀行預金よりははるかにマシですが、節税効果次第では投資信託と比較すると見劣りしますね。しかも解約違約金までありますし。

そしてその節税効果ですが、仮に貯蓄型生命保険と個人年金にそれぞれ8万円以上加入している場合は年収に応じて次の通りとなります。

年収[万円] 貯蓄型生命保険の
節税効果[万円/年]
個人年金保険の
節税効果[万円/年]
節税効果の合計
[万円/年]
300万円 所得税:0.2万円
住民税:0.3万円
所得税:0.2万円
住民税:0.3万円
1.0万円
500万円 所得税:0.4万円
住民税:0.3万円
所得税:0.4万円
住民税:0.3万円
1.4万円
700万円 所得税:0.8万円
住民税:0.3万円
所得税:0.8万円
住民税:0.3万円
2.2万円
1200万円 所得税:0.9万円
住民税:0.3万円
所得税:0.9万円
住民税:0.3万円
2.4万円
年収と保険加入による節税効果(所得税+住民税)の表

シミュレーションしてみれば分かりますが、仮に年収500万円の人がそれぞれに200万円投資した場合、20年後の結果は次の通りとなってきます。

利回り[%/年] 20年後の金額[円]
銀行預金 0.1% 204万円
貯蓄型保険 1.0%+1.4万円 272万円
投資信託 3.0% 361万円
投資先と20年後の金額の表

保険は節税効果を加味したとしても投資信託よりパフォーマンスが悪い選択であることが分かります。

把握した上での選択であるなら良いのですが、この事実を把握せずに保険を選択しているならば再度検討すべきです。

火災保険や地震保険をケチる

マイホームをお持ちの方の大半は火災保険・地震保険に加入しています。両方とも基本的には住宅ローンを組むにあたり加入必須とされているケースが多いです。

私は公的保険がある分生命保険はほぼ入らなくて良いと主張していますが、火災・地震に対しては公的保険がない&万が一発生したら貯金ではカバーしきれないほどの損害が出るため火災保険や地震保険はケチってはいけないと考えています。

それにも関わらず、もしもそれらの保険料をケチるために

  • 任意なので火災保険にも地震保険にも入っていない
  • 2000万円の建物に1000万円の保険しか掛けていない
  • 火災にだけ備える(水災、風災などは備えない)
  • 建物はに対しては保険を掛けるが家財には掛けない

などに該当しているのであれば、それは万が一の時に取り返しのつかないことになりかねません。

保険は万が一発生した時に自分の貯金でカバーしきれないようであればケチるべきではないのです。

通信費

インターネットの利用が当たり前となってきた現代において通信環境が悪いことは生活の満足度を下げてしまう要因になってしまいかねません。

インターネットは安ければ遅くても我慢する

インターネットを使うだけならばプロバイダー契約しなくてもスマホでテザリングすれば十分!と考えプロバイダー契約をしない方が一定数いらっしゃいます。

普段インターネットをあまり使わない方であったり通信速度に拘らない方であればそれで問題ないですが、もしそうでないのであれば遅い分だけ我慢することになり、かえって生活の満足度を下げる要因になりかねません。

私の体験談になるのですが、引っ越し直後で一時的にプロバイダー契約をしていない時期がありましたが割と「やってらんねぇ」状態でした。

試しにスマホのテザリングだけでもやっていけるのかな?と思って挑戦したのですが、元々の通信速度が遅い上にすぐ通信制限に引っ掛かり更に遅くなってしまうので割と辛かったのを覚えています。

まとめ

節約を履き違えてただのドケチになっていないか、やってはいけないような節約をしてしまっていないか、確認いただけましたでしょうか。

節約の際には必要なことにはお金を使って必要でないことにはお金を使わないことを心掛けるべきであり、必要なものまでケチっているとかえってお金がなくなってしまいます。

節約しているつもりが気付けば貧乏生活を送っていたなんてことのないよう、何が必要で何が必要でないかを今一度考えてみてください。

税金の節約|手取り収入を増やしたいならば年収アップより副業収入

年収アップVS副業収入(税額勝負)のタイトル

収入を増やすとその分税金(所得税・住民税・社会保険料)も増えてしまいます。

どうせ同じ収入を増やすでもなるべく税金を取られない増やし方の方が嬉しいですよね。

今回は少しでも税金の節約になるよう、年収アップより副業収入の方が効率的である話をします。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 効率良く収入を稼ぎたい方
  • 稼ぎに対してかかる税金について知りたい方
  • 稼ぐほどに税金取られて嫌な思いをされている方

なお本記事では簡単な比較のため割愛させていただいていまっすが、年収や副収入から手取り額(所得税・住民税・社会保険料)の計算方法をより詳しく書いた記事もありますので、詳しく知りたい方は是非そちらも併せてお読みくださいませ。

年収・副収入から手取りを計算する方法|所得税・住民税・社会保険料

手取り収入を増やすなら、年収アップより副業収入の方が効率的(取られる税金の種類が違うため)

結論から述べれば、手取り収入を増やすのであれば年収アップよりも副業収入の方が効率的です。

サラリーマンが収入を増やす手段としては次の2通りございます。

  • 年収アップ(昇進、残業など)
  • 副業収入(株、不動産投資、ブログ運営など)

いずれの場合も増えた収入の分だけ税金が引かれてしまいますが、年収アップの方が引かれる税金の種類が多い分、手取りを増やしにくいのです。

具体的にそれぞれどういう税金が引かれるかと言いますと次の表の通りとなります。

かかる税金 年収アップ 副業収入
所得税
住民税
社会保険料
収入を増やす手段と取られる税金(〇:引かれる、✖:引かれない)

社会保険料を引かれない分、副業収入の方が税金の節約になると言えましょう。

引かれる税金の種類

前述した3種類の税金について解説します。

この記事では概要の説明になりますが、それぞれの具体的な計算方法については冒頭で紹介した記事で解説させていただいていますので是非そちらも併せてお読みくださいませ。

所得税

サラリーマンの給料・家賃収入・何かを売った時の売上など、所得を得た時にその所得額に応じて国に納める税金です。

具体的にはその年の1月1日から12月31日までの一年間で得た所得に対して特定の計算が行われ算出されます。

最大で所得の45%をむさぼる恐ろしい税金、これこそ「働いたら負けかな」という名言が産まれた所以(ゆえん)なのではないかと思われます(適当)。

住民税

所得を得た時にその所得額に応じて都道府県や市区町村に支払われる税金で、所得を得た翌年に給料から天引きされるようになります。

(余談ですが社会人2年目から住民税が引かれるのは所得を得た翌年から引かれ始めるためです。)

教育・福祉・行政サービスなどのために活用され、身近な例で言えば図書館や体育館で安くサービスが受けられるのはこの住民税を支払っているからです。

所得税と違い所得の10%前後に収まるので所得税ほどの恐ろしさはないかも知れませんが、所得が上がればその分増える恐ろしさは変わりません。

社会保険料

主に4~6月の給料・交通費に応じて計算される税金で、老後の年金や公的保険のために使われます。

給与明細では次の名目で天引きされています。

  • 厚生年金保険料(標準報酬月額の9.15%)
  • 介護保険料(40歳以上の場合で職場によって税率が異なる)
  • 健康保険(職場によって税率が異なる)
  • 雇用保険(給料の0.3%)

職場によって税率が異なるので一概には言えませんが、大体年収の14%ほど引かれるものと思ってください。

また『給料・交通費に応じて計算される税金』と述べましたが、副業収入を得たとしてもこの社会保険料が増えることはありません。

年収アップ vs 副業収入

年収アップVS副業収入(税額勝負)

ここではサンプルとなるモデルを2名用意してそれぞれ税金額がどの程度異なるかを見てみましょう。

元々の年収 収入の増やし方
Aさん 400万円 昇進・残業により年収100万アップ
Bさん 400万円 せどりにより雑所得100万アップ
2人の収入アップ

両名とも生命保険や個人年金などの節税になる行動はしていないものとするため、両名とももともとの年収400万円に対して引かれる税金は次の通りです。

  • 所得税:8.6万円
  • 住民税:17.7万円
  • 社会保険料:56.0万円

合計82.3万円の税金。年収アップによりこれらがそれぞれいくら増えるかを見ていきましょう。

Aさん(年収アップ)の場合

年収アップの場合、所得税・住民税・社会保険料がそれぞれ増えます。

計算の過程はこの記事では割愛しますが、それぞれ

  • 所得税:8.6万円⇒14.1万円
  • 住民税:17.7万円⇒24.3万円
  • 社会保険料:56.0万円⇒70.0万円

となり、合計108.4万円なので26.1万円追加で引かれることとなります。

年収アップの場合、所得税・住民税・社会保険料全てが増えてしまう

Bさん(副業収入)の場合

副業収入の場合は所得税・住民税が増え、社会保険料は増えません。

結果、それぞれ

  • 所得税:8.6万円⇒17.5万円
  • 住民税:17.7万円⇒27.7万円
  • 社会保険料:56.0万円⇒56.0万円

となり、合計101.2万円なので18.9万円追加で引かれることになります。

副業収入の場合、所得税と住民税は増えるが社会保険料は増えない。

比較結果

結果を表のようにまとめさせていただきましたが、副業収入で収入アップさせたBさんの方が合計税額が7.2万円低いという結果になりました。

元々の年収 課税額
(収入UP前)
収入の増やし方 課税額
(収入UP後)
Aさん 400万円 82.3万円 昇進・残業により年収100万アップ 108.4万円
Bさん 400万円 82.3万円 せどりにより雑所得100万アップ 101.2万円
2人の税額比較

もしも収入を増やしたいが税金はできるだけ引かれたくないというのであれば、副業収入で増やした方が税金の節約になると覚えておいてください。

また副業収入であれば会社からもらう給料の時と違い、経費として計上できるものも増えます(電気代の一部、スマホ代の一部など)のでより税金の節約(=節税)を行うことも可能となります。

(ただし節税まで踏み切るとなると独断で行うのは危険ですので税務署などでよく確認の上で実行するようにしてください。)

今回は規模の小さな副業ということで100万円の雑所得を得たという設定で比較してみました。

もしも副業の規模が大きく事業所得になった場合、より課税額を減らすことが可能になります。

何故ならば、事業所得となれば家賃・電気代・備品などの出費が経費として認められやすくなり、課税対象となる所得を減らしやすくなるからです。

まとめ

手取り収入を増やしたいならば年収アップよりも副業収入の方が税金の節約になる旨をサンプルと共に解説させていただきました。

今後収入を増やしていきたいあなたにとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。

(なお本記事はあくまでそれぞれのケースで引かれる税金について解説したものであり、年収アップを否定する意図で記載したものではありませんのでその点はご了承いただけますと幸いです。)

家計を見直す際の注意点|平均値も中央値もアテにならない

平均値でも中央値でもない

自分と平均値を比較する人、自分と中央値を比較する人、どちらもナンセンスです。

食費・電気代などの家計を見直し、ある程度貯金額が貯まると周囲と比較したくなるものです。

その際に平均値や中央値を見て一喜一憂する方が多いですが、これは間違いであると私は考えます。

その理由および見るべきは自分の目標にどれほど近づいているかであることを解説いたします。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 平均値を基準に考えている方
  • 中央値を基準に考えている方
  • 自分はいくら貯金すれば良いのか悩んでいる方

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実家暮らしは一番賢い節約術?実は危ない実家暮らしの弊害

実家暮らしの弊害タイトル

実家暮らしで生活できていても、独り立ちできない収支状態では一生実家暮らしのままです。

一番賢い節約術は何か?と聞かれたら理論上はほぼ生活費のかからない実家暮らしと言えるでしょう。

しかし一方で実家暮らしを長く続けると逆に節約の習慣が身に付かなくなり危険であると私は考えています。

実家暮らしの弊害およびその対策を解説いたします。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 実家暮らしが一番お金が貯まると感がている方
  • 現在実家暮らしで、このままで良いかと悩んでいる方
  • これから実家暮らしと一人暮らしのどちらを選ぶべしか悩んでいる方

理論上は実家暮らしが一番賢い節約手段

お金がかかりません

一番賢い節約術は何でしょうか?

貯金額は「収入ー生活費」の結果として出るものであり、節約術とはその生活費を下げる手段であることを踏まえれば、その生活費をほぼゼロにできるという実家暮らしは一番賢い節約術であると言えましょう。

収入の10~20%を貯金できれば社会人として優秀とされている中、生活費の50%以上を占める家賃・食費・水道光熱費など費用が0である実家暮らしがいかに貯金しやすい環境であるかは言うまでもありません。

例えば家賃6万・食費3万円・水道光熱費2万円を毎月支払う独身の人の場合、実家暮らししている場合と一人暮らししている場合では毎月11万円という大差が出ます。

このことから実家に渡す額が余程の額でない限り、実家暮らしは節約する上で最も賢い手段であると言っても過言ではありません。

実家暮らしが長く続くことによる弊害

思わぬ弊害の図

しかしその一方で実家暮らしが長く続くことでかえって節約の習慣がつかなくなるため、必ずしも賢い節約術とは言い難いと私は考えています。

特にお金がかからないという理由だけで実家暮らしをしていると、その分節約に対する意識が薄まってしまうので何の節約術も身に付かないままとなってしまいます。

それでも結果的にお金は貯まりやすいのでしょうが、実家を出た後に継続できる節約術がない or 少ないことを踏まると賢い節約術とは言えないのではないかと私は考えます。

具体的に発生しうる弊害およびその対策について整理させていただきましたので順に解説していきます。

節約を意識する必要がなくなる

そもそもの話ですが実家暮らしの場合、稼いだお金は基本自分が遊ぶために使えます。

このことにより生活のためのお金を使う意識が薄れるので「節約しなくても大丈夫だな」と思うようになりますし、それでもお金が貯まりやすいことから更に「散財しても大丈夫だな」とすら思うようになってきます。

インターネットで検索すると実家暮らしでありながら貯金0の人が多くみられますが、その大半はこのような傾向が強い人が多かったでした。

対策
毎月の目標貯金額を決め(周囲に相談しても大丈夫です)、日々家計簿をつけることを心掛けてください。

そして毎月その貯金額を達成できているかを確認し、達成できていないようであれば見直してください。

また達成できていようがいまいが、「この支出は本当に必要だったのか」と自信の支出を振り返り、見直すようにしてください。

生活費の内訳が分からないままになる

実家暮らしをしていると少なくとも

  • 家賃
  • 食費
  • 水道光熱費

は両親が負担することになるため、それぞれいくらかかっているかを意識しなくなってしまいます。

あなたは自分の実家の家賃・食費・水道光熱費を知っていますでしょうか?

仮に毎月両親にいくらかかっていたかを聞くことはできても、それが誰のどのような行動による結果なのかまでを確認することは難しいでしょう。

節約の初歩は現状の生活費の内訳を知り、そこから問題(お金が特にかかっている)となる項目を改善することになりますが、これではその初歩を歩むことすら難しいです。

対策
生活費の内訳をまずは確認してみてください。一人暮らしが何にお金を払っているかはインターネットで調べることができます。

その上でご自身の現在の生活状況と比較し、そもそも貯金していけるのかを確認してみてください。

この時点で貯金ができない or 目標金額の貯金ができそうになければ、そこは見直しのポイントです。

自由度が低く試行錯誤ができない

実家暮らしでは固定費・変動費共に減らすための試行錯誤がし辛いと言えます。

固定費に関して言えば家賃の見直し・電気会社の見直し・プロバイダーの見直しなどがありますが自分の家ではない分、自由度は低いと言えます。

変動費に関して言えば食事や家事は基本両親が実行するため食費・水道光熱費の節約のために試行錯誤をする機会がほとんどありませんし、自分以外の行動まで制御することはできないので生活費を減らせてもそれが自分の行動の結果によるものかを確認し辛いです。

試行錯誤して学習していくことで様々な節約術が身に付くものですが、この状態では節約のために試行錯誤したくても試行自体がやりにくい状態となり、最悪何もしないまま日々を過ごすことになってしまいます。

対策
食費は時々で良いので両親の代わりに自分で食材を買って料理してみましょう。続けていく内に、1食あたりいくらかかるかを把握できるようになります。

水道光熱費は難しいですが定期的に水道・電気・ガスのメーターの変化を確認してみましょう。どういう行動をすればメーターが大きく増えてしまうのかを把握できればそれは後の節約のヒントになります。

周囲に言いづらい

ここは節約とあまり関係ないですが、今の日本では「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」という言葉があるように、まだまだ実家暮らしに対する理解が浅い状態です。

私は具体的な貯金の目標をもって実家暮らしを選択しているのであればそれは立派な判断であるし何ならそれができるなんて羨ましいと思う方ですが、残念ながら私のような考えはまだまだ少数派です。

周囲に言うことで要らぬ噂を立てられてストレスを感じながら続けるのはよろしくないですし、もし結婚を考えているパートナーがいても家には招き辛い上に理解が浅ければ告げることにより関係悪化が懸念されてしまいます。

そうなると必然的に周囲には言い辛くなってしますが、もしそのことがストレスになるようであれば仮にお金が貯まったとしてもその生活は決して賢いとは言い辛いでしょう。

対策
実家暮らしをしていることを自分から告げる必要はありませんので、理解してくれそうにない方へは黙っておきましょう。

仮に告げるにしても目標を持った上で実家暮らしをしている分には恥ずべきことはありません。自信をもって自分の口から説明できるようになりましょう。

長続きするほど実家を出にくくなる

お金が貯まりやすく、尚且つ家事をしなくても良い状態というのは居心地が良いものです。

しかしもしこの状況下でもお金が貯まりにくいのであればそこから一人暮らしに切り替えても生活できなくなるのでなかなか挑戦しようとは思いにくいことでしょう。

またその心地よい環境が長く続くことで「このままでもいいや」と考えるようになるとそれはそれで一人暮らしに切り替えることは心理的に難しくなるでしょう。

一生実家で暮らしていくつもりなのであればそれでも良いのかも知れませんが、そういう方は極少数でしょう。

対策
目的を持たないといつまでも同じ生活をしがちです。

一生実家で暮らす予定でなければ、「何歳まで」「〇円貯まったら」など実家を出るための目標を作りましょう。

まとめ

実家暮らしは一見賢い節約術に見えますが、目的意識を持たないとお金は貯まっても節約術そのものは身に付かない日々を過ごすこととなります。

節約術そのものが身に付かなければ実家を出た後の生活を維持しにくくなる懸念もあるため、実家暮らしの弊害およびその対策すべきかについて解説させていただきました。

既に実家暮らしをしている方は貯金できている・できていないに関わらず一度ご自身がこの記事で述べた弊害に当てはまっているかどうか確認してみてください。

少しでも気付きにつながれば記事を書いた者としては非常に喜ばしいことです。

節約術|公共施設は積極的に使わないと税金の払い損

公共施設を利用せよ

何も考えずに住民税払っているなら勿体ないですよ?

皆さんは公共施設を利用していますか?していない方は税金を払っている分損をしています。

公共施設は図書館、体育館、市営スポーツ施設など、税金で運営されている施設で、無料または格安で利用することができます。

使わない手はないので、節約の役に立つ公共施設について解説いたします。

なお私自身もう10年近くお世話になっていますので、私の経験も踏まえておススメさせていただきます。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 体育館や図書館を利用したことのない方
  • 安く筋トレしたいと考えている方
  • 普段多く支払っている税金の元を少しでも取りたいと考えている方

公共施設を使うことで安上がりになるものが沢山ある

公共施設と我々が普段から支払っている税金で運営されている施設のことで、代表として次のような施設が挙げられます。

無料で利用できる施設の例
  • 図書館
  • 下水道
  • 道路
  • 学校
  • 公園
有料(格安)で利用できる施設の例
  • 体育館
  • スポーツ施設
  • 博物館
  • 美術館
  • 会議室

上記のように無料(正確には税金を払っているのですが)で使えるのもある一方、有料(ほぼ税金でカバーされているので、民間より格安)で使えるものもあります。

ここまでは常識として知っている方々が多いですが、これらを節約の手段として使っている方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

公共施設の財源は税金なので実は既に利用料金を払っている

前述のようにこれらの公共施設は我々が毎月収めている税金で運営されています。

ですので無料だとか格安だとか言いつつ実は既に利用料金を強制的に支払わされているのです。

以前「保険は既に支払っていて加入済のものがあるので余計な民間保険に加入するな」という旨を書いた記事がありましたが、それと同じことが言えます。

社会人必見!保険代を節約する方法|医療保険と生命保険はほぼ不要

例えば図書館は無料で利用できて書籍をその場で読んだり借りたりすることができますので本代・雑誌代の節約になります。

また市営の体育館というのは1回あたり200~300円でスポーツジムで利用するようなトレーニング設備を利用できますのでスポーツジムに通うより安くトレーニングができます。

既に税金という名の利用料金を支払っているのに、それを知らず or 利用せずに民間の施設に新たに高い代金を支払っていたりしませんでしょうか?

もちろん民間の施設には公共施設にない魅力もあるのですが、せめて両者の費用・設備をそれぞれ知った上でどちらを使うかを判断すべきです。

私の場合ですと公共施設の利用で十分であることが多く、それによりこれまでそれなりの節約効果を得ることができました。

おススメの公共施設

冒頭でも書かせていただきましたが、私自身かれこれ独身時代から数えて10年近くこの公共施設のお世話になっています。

そんな私の体験も含め、節約に役立つ公共施設を紹介・解説させていただきたいと思います。

図書館

学生であった頃は少なからず利用されたであろう、本をその場で読んだり借りることのできる施設です。

私も定期的に通っていますが、

  • 小説
  • 自己啓発本
  • 専門書
  • 洋書
  • 雑誌
  • 新聞

など幅広い本を読んだり借りることができます。

また本を読むだけでなく学習用のスペースもあるのでそこで喫茶店のように勉強することだってできます。

(喫茶店と違ってコーヒーを注文することはできませんが、近くに自動販売機があるのでそこで一息つくことも可能です。)

最新の書籍となると入荷まで時間かかったり他の人に借りられていてなかなか読めないデメリットはありますが、最新のものにこだわらないのであればむしろ図書館の利用は一番本代を安上がりにできる方法と言えます。

市営・区民体育館

図書館
運動のためにセントラルスポーツなりコナミスポーツに1万円近い月会費を支払いトレーニングを行っていますでしょうか。

そして尚且つ定期的に通うことができず月会費だけ支払っている方はいらっしゃいませんでしょうか。

はい、昔の私ですが何か?

実は市営や区民の体育館を使うことでその問題は解消されます、何故ならばこれらの体育館の特徴が

  • 利用料金が一回220~330円(地域による)
  • 利用のたびに払うので月会費を支払う必要がない
  • トレーニング設備はスポーツジムと変わらない

というものであるためです。

正直私はそれまで何という無駄なお金の使い方をしていたのだろうと悔やんだほどです。

例えば週一でスポーツジムを利用するために月会費1万円支払っているならば、体育館の利用にシフトするだけで毎月1000円前後に抑えることができます。

そしてしばらく通うのが難しくなった時に何か手続きをする必要もありません。

なおに体育館よっては温水プールが550円で利用できるような場所もありますので、泳ぎたい方はどういう設備があるかチェックした上で判断されると良いです。

市営のスポーツ施設

公共のテニスコート
スポーツ施設とは例えば

  • テニスコート(硬式・軟式テニス)
  • バトミントンコート(バドミントン)
  • バレーコート(バレーボール)
  • 武道館(合気道、空手、他)
  • ビーチスポーツ(ビーチボール)

などのスポーツをするために利用する施設です。

私自身は硬式テニスを趣味でやっていますのでそのたびにテニスコートを予約するのですが、市営と民間で利用料金に大きな差があります。

市営
  • 1時間100~1100円(横浜市)
  • 1時間600~800円(川崎市)
  • 1時間1500円~1800円(東京都)
民間
  • 1時間2500~5000円(*)(屋外)
  • 1時間3500~6500円(*)(屋内)

(*周辺のテニスコートを調べたもので、これを超えるコートも多くあります。)

私はたままたこれまでほとんど全てのテニスを市営のコートで実施してきたためそんなにお金を払ってきた実感はなかったのですが、良く民間のテニスコートを借りている友人などはいつも「高い高い」と嘆いていました。

もし私も市営のテニスコートの存在に気付くことがなかったら今頃ここまでお金は貯まっていなかったか、趣味のテニスをたまにしかできていなかったかも知れません。

余談ですが写真は私がとある休日に川崎市営のテニスコートでテニスで戯れている姿です。

公共の会議室

社会人になってからはあまり利用しなくなりましたが、学生の頃は大人数で会議したいが学校の教室が利用できない時は公共の会議室を利用していました。

公共ですと地域にもよりますが、下の世田谷区の一部施設では25名以下であれば1時間あたり100~400円の料金で利用することができます。

公共会議室の料金目安

対する民間は「会議室.COM」で調べた結果ではありますが、同じく25名以下で東京エリアで確認すると一番安いところで900円という料金でした。

民間会議室の利用料金

もちろん設備の差もありますが、そこまで設備を必要としない会議室であれば市営の方が安上がりで済む分助かりました。

また余談ですが勉強用のセミナーを開催している団体はよくこういう会議室を借りてセミナーを開催していましたが、私の経験上コストをかけたくない団体ほど市営の会議室を利用していました(全ての団体がそうだというわけではありません)。

まとめ

公共施設とは何か?と聞かれて答えることはできてもそれを使って節約できているか?と聞かれていると意外でされていないもの。

せっかく税金を支払って(強制とはいえ)利用料金を支払っているのであればそちらを使うことを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

もちろん民間には市営にはない魅力があるので、比較して納得した上で判断するのが一番です。

一番まずいのは「実は利用できるものがある」ことを知らずして余計なお金を支払う行為ですので。

節約術|自炊で得られるメリット7選(食費を楽しく安くする方法)

自炊のメリット

節約だけのための自炊は楽しくないし続けにくいです。

食費を安くする方法と言えば自炊ですね。

ただ、自炊が苦手な方にとっては「食費の削減のためだけ」と考えると面白くないですよね。

やるなら楽しく食費を節約する方が良いはず。

そこでこの記事では自炊をすることで得られるメリットを7つ解説いたします。

食費を削減したいが自炊が楽しめず悩んでいる方が本記事をきっかけに自炊に対するモチベーションが少しでも上がれば幸いです。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 食費を節約したい方
  • 自炊をするためのモチベーションを高めたい方
  • 自炊のメリットは食費の節約とだけと考えている方

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節約術|68歳で年金受給開始すれば老後2000万→1000万問題

老後2000万円ではなく1000万円問題

2019年に騒がれた老後2,000万円問題に対し、こんな声が聞こえてましたよね。

  • 『2,000万円も貯められるかー!節約ばかりの人生じゃん!』
  • 『我々は老後のためにずっと我慢しながら貯金しなければならないのかー!』
  • 『95歳までに2,000万円でしょ!?それ以降はどうなるの!?』

初めて聞いた!という方は寝耳に熱湯かけられたかの如く驚いたでしょうし、既に知っている方も改めてそう聞かされると不安になってきたことでしょう。

本記事では2,000万円が遠く感じて日々の節約生活が辛く感じている方に対し、「年金の受け取り方を工夫すれば、1,000万円の貯金でも十分ですよ!」と回答させていただきます。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 老後2,000万円問題で悩んでいる方
  • 老後に向けて2,000万円も貯める自信のない方
  • 老後2,000万円貯められても長生きしたらダメでは?と考えている勘のいい方

(本記事を読むにあたり、以下4点をご了承下さいませ。)

  1. 本記事では資産運用はせず、純粋に貯金だけで老後の対策をする方に向けて書かせていただいています。
  2. 本記事はあくまで老後に2000万円必要な方の場合は1,000万円でも十分である旨を解説するものです。
  3. 皆が皆2,000万円必要というわけではないですが、そういう方も本記事の考え方を参考にすれば必要な貯金額を減らすことができますので参考にして下さい。
  4. 2020年12月時点の年金制度を踏まえて記載しており、インフレは考慮していません。

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節約術|楽天でポイントアップさせる方法⇒サービス活用で最大30%

楽天サービス活用でポイント最大30倍

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節約術|楽天ふるさと納税で食費を節約する手順|ポイントも貯まる!

食費の節約にふるさと納税

楽天市場のふるさと納税で食費を大きく節約しよう!

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節約しない生活を続けるとどうなるのか|節約しないことで失うこと

失うのはお金だけではない

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しかしお金の話を嫌うあまり節約を一切しない生活を続けると結果的にお金に苦しめられますことが多いです。

節約を一切しない生活を続けることでどういったことを失うことになるのか、本記事で解説させていただきます。

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  • 節約をすべきか悩んでいる方
  • 節約をするためのモチベーションを求めている方
  • 節約=我慢だけと考えている方

なお本記事は節約嫌いの人を否定する意図で記載している記事ではありませんが、そういう方にとっては不快に感じる記事になりうるので、そういう方がいらしたら本記事は読まないことを推奨いたします。

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