毎月の電気代は変動費の1つです。
変動費なので、使用した電気の量に応じて高くなったり安くなったり。
あなたは電気代を安くするためにエアコンを我慢したり電機をこまめに消したりしていませんでしょうか?
もしも該当していて尚且つしんどい場合(ここ重要)、もっと簡単に安くする方法がありますのでご紹介いたします。
まずは契約変更により電気代の中でも固定の部分を安くすることから始めてみましょう。
★こんな人達のお役に立ちます★
- 電気代を節約したいが我慢はしたくない方
- 冷暖房を我慢したり電気をこまかく消すのが面倒と感じる方
- 電力会社を変えることで品質が悪くならないかが心配な方
電気代を安くするには契約を見直そう
この記事ではあくまでものすごく簡単に説明しますが、電気料金の計算式はこんな感じです。
電気料金[円] = 基本料金[円] + 単価[円/kwh] x 使用した電気量[kwh]
この計算式を見れば
- 基本料金
- 単価
- 使用した電気量
のいずれかを下げれば電気代を減らすことが分かります。
この「使用した電気量」はあなたの普段の行動により増えたり減ったりする部分ですので、場合によっては我慢しないと下げられない部分になります。
一方で「基本料金」「単価」というものは電力会社またはその電力会社の契約プランに応じて決まる上にあなたの普段の行動によって変わらないものですので、契約を変更することで我慢なく節約することが可能と言えるのです。
電気代の構造
具体的な節約方法の説明に入る前に、電気代の構造を簡単にお伝えします。
特に意識されていなければ最初は東京電力と契約した状態になっていますので、東京電力の電気代の構造を解説します。
まずは先にお話した計算式をもう一度確認しましょう。
電気料金[円] = 基本料金[円] + 単価[円/kwh] x 使用した電気量[kwh]
そして参考までに、実際に私に届いた東京電力からの請求書をサンプルとしてお見せします。
東京電力からの請求書
(※消費税8%時点の請求書のため、2020年07月25日現在と電気代の計算が異なります。)
ごちゃごちゃ書いてありますが、赤枠の部分だけみてください。
それぞれ何を表しているかというと、
- 契約アンペア(基本料金を決める要素)
- 使用した電気量
- 前述の計算式で算出された電気料金(厳密には微調整がありますが)。
①と②についてもう少し細かく説明します。
①基本料金
東京電力の場合、①の部分を何A(アンペア)にするかにより基本料金が異なります。
下が東京電力のHPから引用したアンペアごとの基本料金です。
この基本料金はどれぐらい電気を使用したかに関係なく固定で請求されます。
固定で請求されます。
なお東京電力ではこのようになっていますが、電力会社によってはこの固定費がかからないところもあります。
お見せした請求書の例だと、契約アンペアが50Aのため私の場合は毎月1,430円が固定で請求されていました。
基本料金は契約アンペアによって決まる(東京電力の場合)、固定で請求される部分。電気会社によっては基本料金自体がない。
②単価
東京電力の場合、電気使用量に応じて単価が変わります。
120kwhまでであれば非常に19.88円と非常に安いですが、120kwhを超えてから単価が結構上がります。
この単価は電量会社次第で、単価25~26前後の会社が多いです。
また、同じ電力会社であっても「夜得プラン」のように、契約の内容によって単価が異なってきます。
単価は1kWhあたりの電気料金。使用量に比例するが、多く使うと単価が他くなる(東京電力の場合)。単価は電気会社または契約内容によって変わる。
節約術1:契約アンペアを見直そう
節約方法の1つ目ですが、基本料金の元となる契約アンペアを見直してみましょう。
最初に設定されている契約Aは基本高めに設定されていますので、ここに毎月300~400円の見直しの余地があります。
単身者と既婚者で適切な値がそれぞれ異なるので分けてお話いたします。
単身者の場合:30A→15~20Aに変更する(毎月300~400円の節約)
特に単身者の場合はこのアンペア数の見直しが良いです。
単身者であれば通常は30Aで契約されていることがほとんどですが、電子レンジとドライヤーを同時に使うようなことをしない限りは20Aでも十分生活が可能です。
人によっては15Aでも生活は十分に可能でしょう。
そうするだけでこれまでと同じ生活をしても毎月300~400円の節約ができるのです。
私自身が単身であった頃は契約アンペアを30A⇒20Aに下げました。
やったことはインターネットで申し込みをし、後日電気会社の方に訪問で設定いただいただけでした。
稀にエアコンとドライヤーと電子レンジを同時に使った時はブレーカーが落ちたりしましたが、それ以外は普段通りの生活を送っているだけで毎月300円の節約をすることができました。
既婚者の場合:50A→40Aに変更してみる(毎月300円の節約)
既婚者でもし契約Aが50Aになっている場合、40Aに変更することで基本料金を毎月300円程度見直すことが可能です。
ただこのへんは家族の人数によって40Aで足りなくなることも出ると思うので、まだお子様がいないか小さい場合に、ぐらいに考えるのが良いです。
少なくとも結婚したててまだお子さんのいない家庭であれば40Aでも十分にやっていけるでしょう。
なお私は既婚者になってからは契約アンペアではなく電力会社を見直したため、申し訳ありませんがこちらの実績をお話することができません。。。
悪しからず
節約術2:電気会社を変えよう(毎月1000円の節約も可)
節約方法の2つ目は、電力会社を変えることで基本料金と単価の両方を変えることです。
こちらは単身者・既婚者で共通の話となりますので一緒にお話したいと思います。
先にお話したように、基本料金と単価は電力会社によって異なります。
基本料金は楽天でんきのように、電力会社によっては0円の会社があるので固定費削減にはもってこいです。
単価は電気使用量に関わらず25~26円前後の電力会社が多いので、毎月の電気使用量が多いほど変えた方がお得になります。
東京電力は120kwhまでであれば単価が約20円なので電気使用量が少なければどこよりも安いのですが、基本料金がかかるため残念ながら結果的に安くならないです。
なお余談ですが私の実績をお話しますと以下の通りで、生活を変えることなく1000円程度の節約効果を得ることができました。
ヒデマネの既婚時代の実績
- 電力会社を東京電力(50A)→楽天でんきに変更
- ※基本料金ゼロ、単価26.25円
↓
節約効果
- 生活を変えることなく平均で毎月1000円の節約に成功!
- しかも楽天ポイントも毎月0.5%GET。
価格COMで比較してみよう
電力会社はどのように探せば良いのか?
お勧めは価格COMを利用することです、ここですと自分の状況に合わせて安い電力会社を紹介してくれますので。
「価格COM 電気」で検索すると価格COMの電気比較サイトに行きつきますので、電力会社からの請求書を手元に置いたうえで
- 家族の人数
- 毎月の電気使用量(請求書がない場合は分かる範囲で)
- 夜間に多く使っているか(分かる範囲で)
といった情報を入力することで、今のあなたに適したプランを電力会社ごとに表示してくれます。
その中から安い場所を選んでみましょう。
なお品質が気になるところですが、私はこれまで東京電力を含めて3社の電力会社を経験してきました。
それぞれ1年以上契約していますが、電気が使用できない・普段の生活が変わったなどの困った点は一切ありませんでした。
品質を気にされる方にとって参考になりましたら幸いです。
キャッシュバックの宣伝が多い場合
時期によっては契約することでキャッシュバックを受けることも可能ですので、申し込むことによってお小遣いを得ることが可能です。
ただしここで気を付けていただきたいのはキャッシュバックに目がくらんで高い電力会社と契約するのは本末転倒なので、あくまでおまけ程度に思ってください。
まとめ
毎月かかる電気代を、日々の生活を変えずに節約したい。
そのようなお方は現在の契約内容を確認の上、
- 現在の電量会社の契約内容(契約アンペアを下げる、など)
- 電力会社(東京電力⇒楽天電気に変える、など)
を見直すことで楽に電気代を節約することが可能となります。
電気の使用量だけでなく、このように仕組みを見直すことで生活を変えずに節約ことが可能なのです。
固定で下げることと普段の行動で下げることの両方を組み合わせればより良い効果が得られると思いますが、もし今の生活を変えたくない場合は本記事を参考にしてみてください。