業者は言いません|毎月のマイホーム住居費はローン返済+最大5万円

マイホームの5つの費用

マイホーム購入を検討している方の多くは認識していないため、必見です。

マイホームのチラシの「月々返済額〇円」を安いと感じていたら注意です。

毎月の返済以外にどのようなコストがいくらかかるか把握してます?

家にもよりますが、結論から言えば毎月2~5万円はかかります。

相手がかくし持っているジョーカーに気づいていた者と、どたん場まで自分の優位を信じてそれに気づかなかった者とでは精神的疲労度が全然違う」

ってテニプリの部長が言っていましたね(確か)。

今回紹介する費用はいわゆるジョーカーなのです。

本記事では先のTwitterに挙げた、マイホームを買ったとにかかる費用について解説させていただきます。

★こんな人の役に立ちます★

  • マイホーム購入を検討されている方
  • マイホームを買った後は住宅ローン払えばいいんじゃないの?とお考えの方
  • 住宅ローン以外に発生する費用について知りたい方(マンションの場合)
  • 住宅ローン以外に発生する費用について知りたい方(戸建の場合)

固定資産税:毎年ローン返済額の0.5~2ヵ月分

不動産を持つ者は毎年固定資産税を払う必要があります。

マイホームも当然ながら不動産ですのでこの固定資産税を支払う必要が出てきます。

この額は不動産を購入した後の経過年数と共に変わっていきますが、目安は次の表の通りでローン返済額の0.5~2.0ヵ月分支払うことになります。

最初の3年間 正規の額のおよそ半分
4年目以降 正規の額

  • マンション:ローン返済額の0.5~1.0ヵ月分
  • 戸建:ローン返済額の1.0~2.0ヵ月分

3年おきに見直される(不動産価値の下落と共に下がっていく)

(ローン返済額の1~2ヵ月という計算ルールがあるわけではないですが、目安として認識してください)

私も家を買う時に物件たくさん見てきましたが、マンションが多くて1ヵ月程度、戸建が多くて2ヵ月程度というところでした。

ただし正確な額は不動産業者に聞くのが一番なので是非確認してみてください。

火災保険:毎月1000~3000円

火災保険というと火事のイメージが強く、

  • 自分の家の家事で家が燃えてしまった
  • 隣の家の家事で自分の家まで燃えてしまった

という時に保証されるものと思われると思いますが、実は水災・風災・落雷・盗難被害なども補償してくれる万能な保険です。

契約の仕方次第では、子供が誤って壊してしまった家財まで対象になる優れものです。

個人的には火災保険ではなく家災保険と呼んだ方が良いのではないかと思いますが、とりあえず言いたいことは必ず入っておいた方が良いということです。

払う頻度は短くて1年、最長で10年というこの保険。

長いのでついつい忘れがちですね。

金額は家の構造や契約の仕方次第で変わりますが、毎月1000~3000円くらいで見ると良いですね。

燃えやすい木造の戸建は高く、燃えにくいRCのマンションは安くなります。

地震保険:毎月2000~4000円

その名の通り地震で建物が壊れた時に備えたもの。

必須ではないですがいざ地震で家が壊れたら最悪なのでつけておいた方が良いでしょう。

なおこちらは最長で5年おきの支払いで、同じく長いので忘れがち。

金額は家の構造や契約の次第で変わりますが、毎月2000~4000円くらいで見ると良いです。

管理費と修繕積立費(マンション):毎月2万~3万

チラシだけ見るとローン返済額が大きく書かれ、管理費と修繕積立金は小さく書かれているものが多いです。

下のチラシが良い例です。下の赤枠をよく見てください。

↑↑小さっ!

肝心の金額ですが、自分で家探したり不動産投資で物件探す中で多かったのが

管理費 1万円前後
修繕積立金 新築:1万円以下、中古:たかくて2万円前後

という具合で、TOTALで毎月2~3万でした。

何気にバカにならない金額だけどこっそり表示させて価格全体を安く見せる業者のテクニック。

話が進んだ後に気づいても雰囲気的に取り下げにくくなるものなので、事前にチェックしておきましょう。

修繕積立費(戸建):月々1万~2万円

戸建の修繕積立金は自分で貯めていかなければならないもので、不動産業者は基本教えてくれません。

(聞けば回答はくれますが)

戸建を買う方は管理費はかからないし修繕積立金も請求されませんので一見お得じゃん!と思いがちです。

確かにマンションと違って管理人がいるわけでもないので管理費がかからないのは妥当だとして、修繕費用はかからないものだと考えて良いものでしょうか?

修繕費用って、建物がぼろくなった時に修繕するための費用で、その修繕作業自体は定期的に行うものです。

いくら請求されないからって、マンションで修繕かかって戸建でかからないなんてことありますでしょうか?

もちろんそんなことはないですが、マンションと違い積み立ててくれる人がいない戸建の場合は自分で積み立てていかなければならないのです。

およそ10~15年おきに150~200万円くらいかかるので、毎月1~2万円くらい積み立てておくのが良いということになります。

【体験談】私の家の場合

私は2017年に木造の戸建をローンで購入しまして、上に書いた金額を毎月支払ったり積み立てています。

内訳は大体こんな感じ。どれも月あたり換算です。

固定資産税 16,000円
火災保険 1,200円
地震保険 2,200円
管理費 0円
修繕積立金 10,000円
合計 29,400円

つまりローン返済額以外に3万円弱かかっているわけです。

3万円の差ってでかいので、事前に知っていたのと知らなかったでは大きな違いです。

買った後に文句言っても残念ながら聞いてもらえないので、不動産業者にはよく確認するようにしましょう!

まとめ

マイホームを買った後に定期的に支払う費用を把握せずに購入し、後で知らされる方の話を多く聞くため、マイホーム買った後に定期的に支払う費用についてまとめて書かせていただきました。

今一度整理して書かせていただきますが、マイホームを購入した後に定期的に支払う必要が出てくる費用は次の表の通りです。

住宅ローン返済 住宅ローンの額に応じて決まる
固定資産税 毎年|住宅ローン返済の0.5~2.0ヵ月分が目安
火災保険 毎月|1,000~3,000円が目安
地震保険 毎月|2,000~4,000円が目安
管理費 毎月|1万円前後
修繕積立金(マンション) 毎月|1万~2万円前後
修繕積立金(戸建) 10~15年毎|150~200万円

⇒実質毎月1~2万円

住宅ローンの返済に苦労する方には色々な事情がありますが、その内の1つにこの「住宅ローン返済」以外のことを購入後に知ったがために計画が狂ってしまったというのがあります。

不動産業者は決してこれら全てを自主的に教えてくれることはないので、より正確な額は自分から確認していくしかありません。

是非この記事を読んでいただいたあなたには、事前に把握していただくことでそのような計画狂いがなくなっていただけましたら幸いです。

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