節約をするならなるべく効果が大きい方が良いですよね。
住居費(家賃)は生活費の中で比較的大きな割合を占めるので、ここが節約できれば効果は絶大です!
では具体的にどうすれば節約できるのか?私が3万円以上節約した体験も交えて沢山紹介いたします!
★こんな人達のお役に立ちます★
- 効果の大きな節約をしたい方
- ストレスのかからない節約をしたい方
- 今の部屋よりグレードダウンしても構わない方
住居費を節約するメリット・デメリット
メリット
効果が大きい
うまくいけば毎月何万円も節約できるなど、効果が大きいことです。
私自身3万円以上の節約に成功しましたし、私を参考にした兄も2万円以上の節約に成功しました。
食費や電気代などを毎日意識しながらこまめに節約してもこれだけの効果を得ることは難しいですが、家賃は生活費の中でも大きな割合を占める費用なのでその分うまくいった時の効果は絶大です。
1回やれば後が楽になる
1回やればその節約効果はずっと続く、つまりは楽になれます。
節約というと
- 食費を切り詰めてやるもの
- 電気をこまめに消す
- エアコンをつけない生活を送る
という具合に我慢を続けながらやるイメージがありませんでしょうか?
勿論こういった節約はその通りで楽とは言い難いし、楽でなければストレスが溜まってしまうでしょう。
しかし家賃は一度下げてしまえば後は何も意識しなくても家賃は下がったままです。
何も意識しなくてもいいならこれほど楽なことはありません。
デメリット
やり方を間違えてしまうと逆にストレスが続いてしまうので注意しましょう。
例えば家賃を安くするために風呂もトイレもないアパートに引っ越したとしたら、風呂トイレなし生活はずっと続きます。
家賃さえ節約できればいいんだ!というのであればそれでもいいのですが、お金のためだけにストレスを抱えるような生活は基本勧めませんし、長続きしにくいものです。
この記事ではそうならないための方法をお伝えしますので是非参考にしてください。
家賃は収入の3割程度が無難
一般的には手取り収入の3割程度が望ましいと言われています。
勿論これはあくまで一般論なので迷ったらこの割合で選べば無難ぐらいに考えてください。
一番大事なのはあなたの目標貯金額に応じて生活費を決めていくことです。
なので3割以下の家賃でも満足できる物件があれば断然そこを選ぶべきなのです。
1人暮らし(独身)の場合
手取りの3割程度を目安としてみましょう。
手取りの2割以下がいけたら大分優秀と言えます。
2人暮らし(夫婦)の場合
二人の手取りの3割程度を目安としてみましょう。
3人以上(ファミリー)の場合
総手取りの3割程度を目安としてみましょう。
今住んでいる家に住み続ける場合
今住んでいる家に住み続ける場合は正直やれることは少ないです。
ただ完全に何もできないというわけではないので、できることを紹介します。
家賃交渉をする
効果が見込めるのは家賃の交渉です。
- 引っ越しが集中する春が過ぎたタイミング(5月~9月)
- 2年おきの更新のタイミング
のタイミングがねらい目です。
引っ越しは新年度前後の春に集中するため応じてもらいにくいですが、それが過ぎれば大家にとっては入居してもらいにくい時期になります。
そんな時期に価格交渉を持ち掛けられ、最悪退去されてしまえば次の入居者が決まるまで数か月かかってしまうので大家にとっては大ダメージです。
なので数千円の家賃交渉であれば応じてもらえる可能性が高まります。
仮に失敗したとしても追い出されることなんてありませんし、大家と接することは基本少ないですのでそのまま住み続けて何の支障もありません。
ノーリスクでリターンを見込めるのであればやっておいて損はありません。
振込手数料を節約する
小さな節約ではありますが、これで毎月400~500円は節約できます。
家賃の振込は銀行口座からの引き落としがほとんどですが、その都度振込手数料がかかっていないでしょうか?
特にメガバンク・地銀のような大きな銀行を利用しているとその可能性は高いですし、毎月数万円の振込となるので振込手数料も400~500円と高くなりがちです。
- ネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行など)のように振込手数料がかからない銀行から振り込むようにする
- 振込手数料を無料にする条件を満たして手数料がかからないようにする
などをすれば、小さな効果かも知れませんが毎月意識しなくても節約を継続できます。
今より安い場所に引っ越す場合
大きな節約効果を目指すならば今よりも安い場所に引っ越すのが最も効果的です。
私自身、このやり方で3万円以上の節約に成功しました。
ただし引っ越す場合は家賃が安くなる代わりに
- 初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など)の支払い
- 引っ越し費用の支払い
がかかってしまうので、何カ月済めば元が取れるのか?をちゃんと計算し、家賃を1万円下げることに成功したが60万円かかってしまったので元を取るのに5年かかる、なんて本末転倒な結果にならないにしましょう。
なお引っ越す場合は
- 物件探し
- 賃貸契約
- 引っ越し
の手順を踏むことになるので、それぞれの節約ポイントを解説いたします。
物件探しの時にやれること
自分にとっての最低条件を整理する
いくら家賃が安くなったとしても、必要な部屋・設備がなかったり虫が頻繁に出るような家でしたら嫌ですよね。
これを読んでいるあなたは現在家に住んでいるはずですので、家の中を見渡してみて「これはなくしてもいいな」「これは絶対必要だな」というものを確認してみてください。
- 駅から近いけどもっと遠くても問題ないな
- 職場の近くを選んだけど別に少しくらい遠くなっても問題ないな
- 家は部屋が2つあるけれど、1つでも良かったな
- 新築を選んだけど、別にそこまで新しくなくても良かったな
など、『なくしても問題ないな』と思える何かがあればそれは家賃を下げるきっかけになります。
併せて『これは絶対必要だな』なものは次の物件を探す時の必要最条件ですので、不動産業者に漏れなく伝えるようにしましょう。
安いエリアを選ぶ
家賃はその物件のランク(部屋の広さ、築年数、駅近なのか)によっても変わりますが、どのエリアで探しているのかも大きな要素となります。
例えば同じ1Kの物件でも新宿駅付近で探せば10万円以上になりますが地方で探せば3万円以下なんてざらですし、高いエリアから数駅離れただけの安いエリアなんてものも見つかります。
私が物件を探す時は幅広いエリアの物件を紹介してくれる不動産業者を選び、なるべく安いエリアの中から選ぶようにしていました。
やってみると「このエリアって意外と安かったんだなー」といった発見にも繋がって面白いですよ。
家賃が安くなる時期に探す
入居が多くなるのは基本春ですので、2~4月を避けるのが良いでしょう。
(春は入学・入社の時期で、一人暮らしを始める大学生・社会人が家を探すようになります)
そのタイミングで家賃が安くなる、というわけではありませんが家賃交渉に応じてもらいやすくなります。
具体的な方法はこのあと紹介いたします。
引っ越しが安くなる時期に探す
こちらも家賃が安くなる時期と同様、2~4月を避けるのが良いでしょう。
2~4月は繁忙期につき引っ越し費用も高くなるし価格交渉もしづらいですが、そこを過ぎれば交渉には応じてもらいやすくなります。
具体的な方法はこのあと紹介いたします。
敷金・礼金の安い物件を探す
物件を借りる際には敷金・礼金というものがかかります。
敷金は退去の際の部屋のクリーニングに使われるお金を先に支払うデポジット金のようなもの。
礼金は単に大家へのお礼のために支払うお金。
どちらも家賃の0~2ヵ月で設定されることが多いですが、借りる側にとって高くて良いことなんてないので安く設定されているのを選ぶか交渉をしてみましょう。
なお交渉するなら礼金の方が良いです。(敷金は退去時に戻ってくる場合が多いので)
仲介手数料が安い不動産経由で探す
仲介手数料は不動産業者に支払う手数料で、通常は家賃の一か月分かかってしまいます。
ただ不動産業者によってはこれが家賃の半月分であったり場合によっては無料になったりします。
物件はどの不動産業者経由でも契約することができるので、だったら仲介手数料の安い業者を選びましょう。
仲介手数料が半額になる不動産業者(一例)
- エイブル
- mini mini(ミニミニ)
- イエッティ
希望家賃は死守する
これは私自身何度も経験して感じたことなのですが…。
不動産業者を訪ねて家探していることを伝えると、絶対に希望の家賃を聞かれますよね。
そこで例えば「5万円」と答えたとしても、大体それより高い家賃の家が紹介されがちです。
そしてそこで「まあ多少はいいか」となって気づけば予算より高い家に住むようになる友人が多かったものですが、逆にそこで「いや5万円以下でお願いします」と言い続けると、最終的には見つかることが多かったでした。
もちろん本当に希望する家賃の物件がないこともありますが、不動産業者にとっては家賃が高い物件で契約できればその分彼らの報酬も増えるので高めの物件を紹介してくることを事前に理解してください。
そしてそれでも自分の希望額を曲げないように心がけてください。
(雰囲気悪くなったら業者を変えるだけでOKです)
クレジットカード払いOKの家を探す
これは本質ではありませんが、クレジットカード支払いが可能であればポイントがつくのでその分お得です。
ただクレジットカード支払いは業者にとっては手数料を取られることになるので、その分そもそもの家賃が高めに設定されていることがあります。
クレジットカード払い不可の業者が紹介している同じランクの物件の家賃と比較し、ほとんど差がなければ逆にそこはお得な物件となりますが、ケースとしては少ないので見つかればラッキーぐらいで考えると良いでしょう。
賃貸契約時にやれること
家賃を交渉する
希望通りの物件を見つけた時、または少し予算オーバーしているけど少し下げれば予算内に収まる場合はやってみましょう。
2~4月以外の安い時期を選び、数千円程度であれば大家によっては応じてくれますし、断られても今後その物件に入居できなくなるなんてことはないので挑戦のつもりでやってみるのが良いです。
ただ何万円も下げてくれなどあまりにも突拍子もない交渉をしようとすると大家ではなく不動産業者に嫌がられてその後まともに対応してもらえなくなる可能性があるので、あくまで数千円安くできれば…ぐらいの気持ちでやりましょう。
敷金・礼金を交渉する
家賃を下げるのが厳しいと言われた場合は敷金または礼金を下げる交渉をするのも手です。
家賃は毎月のことなのでNGだったとしても、敷金・礼金は1回限りの支払いなのでまだやりやすいです。
なおやる場合は礼金の方を交渉することをおすすめします。
敷金は将来退去する際のクリーニング代に使われ余った分は戻ってくるので長い目で見ると節約になりませんが、礼金は戻ってきません。
家賃と違って数万円レベルの交渉も応じやすくなるので挑戦してみない手はありません。
不動産業者を味方につける
借り手が大家に直接交渉することはできず、基本業者経由で交渉することになります。
なのでこの時不動産業者を味方につけることができれば不動産業者も大家に対し積極的に交渉してくれるようになり一気に交渉が有利になります。
引越の時にやれること
賃貸契約が終われば後は引っ越すだけです。
あとはかかるのは引っ越し費用だけですね。
引っ越し業者を必要としないならばそれがベストですが、引っ越し業者を選ぶ場合も含めて紹介いたします。
荷物が少ないなら自分で引っ越す
よほど荷物が少ない場合は自分で大きめの車を借り、友人や家族に手伝ってもらうことで引っ越し費用を安く済ませることができます。
(友人だとそのあとお礼のご馳走などすることで高くつくこともありますが…)
私はかつて友人の引っ越しを手伝ったことがありますが、友人曰く「レンタカー代だけで済んだので1万円もかからなかった」とのことでした。
荷物の量が多いと何往復かすることになりますが、時間に余裕があるならば安く済ませられるのでお得です。
またこれは極端な例ですがほとんど荷物を持たないミニマリストの方がタクシーで引っ越しを済ませたという例もありました。
そこまで荷物が少ないなんて人はほとんどいないと思いますが、該当する方がいればそういう手もありです。
相見積もりで業者同士に価格競争させる
引っ越し業者に頼むのが一般的となるでしょうが、なるべく安く済ませたいですよね。
私がよくやっていたのは安い時期を選ぶというのだけでなく、なるべく複数業者に見積もりを依頼し、彼ら自身に価格競争をさせたことです。
複数業者に依頼すると思った以上に差が出るものです。
単純に「1万円安くしてください」といっても応じてもらいにくいですが、「他の業者は1万円安かったですよ?」と言った方が応じてもらいやすいですし、
場合によっては1万円引きにはならなくても1万円分の米や食事割引券をもらえることもあったので、やって損はありません。
「引っ越し 見積もり」のようにググるだけでそういう相見積もり用のサイトは見つかります。
そこに自分の引っ越し情報を書くだけで勝手に複数の引っ越し業者に情報は送信されるので、後は引っ越し業者からの連絡を待つだけです。
ヒデマネの体験談
色々紹介させていただきましたが、私が何度か引っ越しする中で特によくやっていたのが
- 自分にとっての最低条件の見直し
- 安いエリアを選ぶ
- 敷金・礼金を安く済ませる
- 仲介手数料の安い不動産業者を選ぶ
- 引っ越し業者に相見積もりをさせる
といったことでした。
私は最初は川崎市の間取り1Kで家賃7.4万円の物件に住んでいたのですが、これらの行動をとることで5~6駅離れたエリアで同じランクなのに家賃4.4万円の物件を探すこともできました。
初期費用もトータルで20万円かからなかったのでわずか7ヵ月で元が取れました。
その物件には結果的に3年(36ヵ月)住み、約88万円の節約になりました。
もっと住んでいればもっと節約できていたでしょう。
やったのは引っ越しを1回やっただけです、非常に楽でした。
ストレスなく節約したい方は是非やってみてください!