いきなり全力で自炊しようとするから疲れるのです、まずは半自炊から始めましょうよ。
食費の節約のために自炊が良いのは分かっていつつ、毎日自炊なんて手間でやり切れない。
そうこうする内に外食する方に流れていき、気付けば毎日外食して節約できないことに…あるあるです。
そういう悩みを抱えている方には半自炊(中食とも言う)から始めることがオススメです。
★こんな人達のお役に立ちます★
- 食費を節約したいと考えている方
- 自炊は面倒だからやりたくないと考えている方
- 食費を節約したいけど、忙しくて時間を確保できない方
毎日外食では食費を節約できない
食事は外で済ましたり弁当を買うのが一番簡単ですが、その分お金がかかり節約が遠のきます。
同じ外食でも毎日が牛丼・のり弁とかなら安く済むでしょうが、長期的に見れば健康面で心配です。
仮に一人暮らしで朝食で300円、昼食で800円、夕食で800円かけているならば1日で1,900円⇒月57,000円です。
1日2食であったとしても1日1,600円⇒月48,000円!
更に、2人暮らしならば倍PUSHで月10万円前後で下手したら家賃を上回ります。
夜お酒も頼んでしまったら更にかかります。
もう一度言いますが、毎日外食では食費を節約することはできません。楽かもしれませんが。
自炊だけが食費を節約する方法ではない
食費を節約したいなら一番効果が抜群なのは自炊でしょう。
ただ、外食メインの方がいきなり自炊メインにシフトするのはハードル高すぎでしょう。
絶対無理!とまでは言いませんが、ちょっと運動不足解消しようかなと思ってる人が急にフルマラソンするぐらいには厳しいです(誇張表現あり)。
もちろん工夫で調理回数を減らせばその負担を減らせるし私自身そういう状態にもっていけたことで続けられていますが、そのためには多少の慣れが必要です。
最終的に自炊メインに到達できれば理想ですが、まずは自炊以外でも食費を節約することができるということを認識してみてください。
毎日自炊が苦手ならば中間の半自炊を目指そう
最初の一歩はなるべく軽いものにした方がとっかりやすいですし継続しやすいです。
毎日外食はお金がかかるが毎日自炊は手間がかかる、そんな方にはその中間である半自炊(中食とも言う)をおススメします。
半自炊とはその名の通り、一食の内の半分程度を自炊し、残りは外で買った総菜やおかずで済ませる方法のことです。月の半分を自炊、もう半分を外食という意味ではないのでご注意ください。
一番シンプルなのが米だけ自宅で炊くやり方ですね(※この記事では自宅で炊いた米は一杯50円として計算します)。
例1)ハンバーグ定食の場合:最大500円/一食の節約効果
- 外食すれば800円前後(やよい軒の場合)
- コンビニや弁当屋(オリジン弁当の場合)で弁当を買えば600円前後
- コンビニでハンバーグ単品(高くて300円)を買えば実質250~300円
- スーパーの半額タイムでハンバーグ単品(200円以下)を買えば実質250円
例2)カレーの場合:最大300円/一食の節約効果
- 外食すれば500円前後(Coco壱の場合)
- コンビニで買えば500円前後
- スーパーで温めるルー(4つで600円)を買えば実質200円
2つほど例を挙げてみましたが、毎日夕食の時だけでも半自炊にすればそれだけで毎月9,000円~15,000円の節約効果が出ます。昼も実践(炊いた米だけ持参し、おかずはコンビニで調達)できれば更にその倍節約できます。
昔は惣菜と言えばスーパーで買うイメージでしたが、今ではコンビニでも豊富な種類の惣菜が売っています。なのでもしスーパーが近くになければ近くのコンビニでも十分この半自炊はできてしまうのです。
良い時代になりましたね(しみじみ)。
比較してみた!外食vs自炊vs半自炊
半自炊の理屈は分かったけど実際にどれほどの効果が出るのでしょうか。そう思い総務局の家計調査(2020年4~6月)の結果を読み整理してみました。
なお本対決は次の前提で行うものとします。
一番シンプルな単身世帯のケースで、1日2食(朝食なし)で比較しています。
- 1日2食(朝食は食べない)
- 単身世帯で比較
- ライスは1食1杯、50円かかるものとする
- 半自炊の場合は2品を買うものとする
外食の場合:毎月78,000円、手間ゼロ
こちらは同調査の外食の購入頻度(回数)と支出金額の部分を抜粋したものです。購入頻度は100世帯当たりの回数になっていたので、一番右に私の方で1世帯・1回あたりの支出金額を独自に追加しています。
1食あたり約1,300円ですので、1日2,600円、1ヵ月で78,000円かかるという結果になりました。
なお自らは何も作ることがないので、当然ながら料理の手間はゼロです。
費用と手間(外食の場合)
- 費用:毎月78,000円
- 手間:なし
自炊の場合:毎月20,000円、全て自分で料理
自炊だけ同家計調査から出すことが難しく、私の実績になってしまいますことをご了承ください。
私が毎日自炊していた頃は
- 1日2食
- 1食2~3品+ライス
でほぼやっていて毎月18,000円程度かかっていました。同じことをする周囲の友人に聞いても20,000円前後で済ませられている人が多かったので、20,000円前後でやりくり可能であると言えます。
費用と手間(自炊の場合)
- 費用:毎月20,000円
- 手間:全て自分で準備
参考までに一人暮らしでも二人暮らしでも食費を毎月2万円に収めるためのやり方について書いた記事もありますので、是非併せて読んでみていただけると嬉しいです!
半自炊の場合:毎月21,000円~39,000円、ライス炊くだけ
こちらは同調査の調理食品(ライスを含まないもの)の購入金額と支出額を抜粋したものです。先ほどと同じく、一番右が1世帯・1回あたりの支出金額です。
1食あたりライス50円と調理食品300円ですので、1日700円、1ヵ月で21,000円という結果になりました。仮に1品では足りない方は2品にしたとしても1日1,300円、1カ月で39,000円という結果になります。
自炊と比較すると手間がかからない割に大きな差はなく、尚且つ外食と大きな差をつけていることが特徴的です。
なお手間としては毎日米を炊くだけです(まとめて炊いて冷凍だともっと楽)。
費用と手間(自炊の場合)
- 費用:毎月21,000~39,000円
- 手間:ライス炊くだけ
まとめ
最も手間がかからない一方で、最も食費がかかるのが外食。
最も食費がかからない一方で、最も手間がかかるのが自炊。
どちらも大変そうだという方に向け、本記事では食費も手間も丁度良くなる半自炊(=中食)というものをおススメさせていただきました。
改めて、先ほどの比較結果を簡単に表で整理してみました。
費用
費用 | 手間 | |
外食 | ✖ 毎月78,000円 |
〇 料理の手間は一切なし |
半自炊 | △ 毎月21,000~39,000円 |
△ ライスを炊くだけ |
自炊 | 〇 毎月20,000円 |
✖ 全て自分で用意する |
外食vs半自炊vs自炊の比較表
是非ともまずは半自炊から取り掛かってみて、慣れたら自炊にシフトしてみてください。もちろんそのまま半自炊メインを維持するのも全然ありです。