節約して水道光熱費を安くしよう|水道料金の計算方法・平均値を解説

水道代節約のためにまずは水道代の仕組みを知ろう

いきなり節約に入る前に、まずは水道代の仕組みをしろう!

節約・節水して水道光熱費を安くする方法を知る前にまずは仕組みや周囲の状況を理解できた方がより効果的な節約効果を狙えるようになれます。

水道料金の計算方法は?どこでいくら水が消費されているのか?平均使用量はどうなっているのか?解説いたします!

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 水道料金を節約したいと考えている方
  • 水道代を安くするためにまずは計算の仕組みを把握したい方
  • 何をすれば水道代が高くなりがちなのかを知りたい方

水道料金の計算方法

水道料金の計算方法は住んでいる地域によって異なりますが、共通して言えることは

  • 「請求額 = 水道料金 + 下水料金」であること
  • 使う水の量が多いほど、単価が上がっていく。

ということで、細かい計算方法が少し異なるぐらいでした。

なお参考までに私はこれまで川崎市、東京都、で住んできましたのでそれぞれ解説したいと思います。

東京都の場合

東京都の場合、次の要素で請求額が決まります。どちらも請求書で確認できます

  • 呼び径(メータ口径)【㎜】
  • 使用水量【㎥】

なお参考までに私が東京都に住んでいた頃の請求書はこちら

これが分かれば、東京都水道局で公開されている次の表から計算することができます。

例えば私の請求書の場合、

  • 呼び径:20㎜
  • 使用水量:2ヵ月で24㎥→1カ月で12㎥

なので、

水道料金(2ヵ月分):

  1. 基本料金=1,170円x2ヵ月分=2,340円(税抜)
  2. 従量料金=(0 + 22円x5㎥ + 128円x2㎥)x2ヵ月分=732円(税抜)
  3.  小計 =(① + ②) + 消費税245円 = 3,317円(税込)

下水料金(2ヵ月分):

  1. 基本料金=560円x2ヵ月分=1,120円(税抜)
  2. 従量料金=(0 + 110円x4㎥)x2ヵ月分=880円(税抜)
  3.  小計 =(① + ②) + 消費税160円 = 2,160円(税込)

合計(2ヵ月分):

  • 水道料金(3,317円)下水料金(2,160円)=5,477円(税込)

という具合になり、請求書の「今回料金」と一致することが確認できますね。
※この時は消費税8%だったので消費税は8%で計算してます。

なお表からは使う量が多いほど水道代の単価が上がることも分かるので、節約の際は気をつける必要があります。

川崎市の場合

川崎市の場合、次の要素で請求額が決まります。

  • 使用水量【㎥】

なお参考までに我が家のとある月の請求書はこちら。

川崎市の場合は川崎市上下水道局が公表している次の表から請求額を確認することができます。

私の請求書ですと25㎥ですので、この表から計算すると

水道料金(2ヵ月分):

  1. 単価139円 x 25㎥ – 1,340 = 2,135円(税抜)
  2. 小計:① + 消費税213円 = 2,348円(税込)


下水料金(2ヵ月分):

  1. 単価128円 x 25㎥ – 1,200 = 2,000円(税抜)
  2. 小計:① + 消費税200円 = 2,200円(税込)

合計(2ヵ月分):

  • 水道料金(2,348円)下水料金(2,200円)=4,548円(税込)

という具合になり、請求書の「今回料金」と一致することが確認できますね。

なおこちらの表からも、使う量が多いほど水道代の単価が上がることも分かるので、節約の際は気をつける必要があります。

シーン別平均使用量

料金の計算式は分かりました。何㎥使えば何円かは分かりました。

しかしそれだけだとやはりピンとこず、どこから手をつけて良いか分からないですよね。

水道の利用シーンごとに大体どれぐらいの水が使用されているのかを解説します。

トイレ

トイレが使う水の量は時代と共に減ってきています。

2005年頃に放映された「トリビアの泉」によると、小で6L(ありとあらゆる小で検証した結果)、大で8L(ありとあr)という使用量でしたが、今ですと小で3L、大で4Lで流せるようですね。

まずは自宅のトイレがどのタイプかを確認してみるのと、もしトイレの買い替えを予定している場合はこのコスパも判断材料にするといいですね。

1回あたりの使用量は少ないですが、特に外出できない昨今、毎日積み重なると結構な量になりがちです。

風呂・シャワー

風呂だと一般的には1回あたり200L使用され、シャワーだと1秒あたり200mlなので10分流しっぱなしで120Lほど使います。

仮にシャワー10分→風呂の流れで行くと1回あたりで320Lというどえらい使用量になります。

洗濯

洗濯機の場合、洗濯物の量に応じて使用量が変わります。

次の表が参考になると思いますが、量が少ないほど水を多目に使う傾向にあります。

キッチン

料理をする方であれば皿洗いをするでしょう。

その平均時間は19.4分ほどと言われ、もし水を流しっぱなしでやった場合は232.8Lも使うことになります。

もちろんところどころ水を止めながらやると思いますが、そこ意識せずにやってしまうと意外と風呂以上の使用量になってしまうというのが注目ポイントです。

水の流しっぱなしはバカにできないです。

洗面・手洗い・歯磨き

家に帰ってからの手洗い、毎朝の洗顔、歯磨きなどでも水を使いますよね。これも1秒あたり200mlの水が流れると思って読んでください。

手洗いであれば10~20秒で済むので多くて2.4L、洗顔は洗顔剤使うなら1~2分かかるので多くて24L、歯磨きは5~10分かかるので多くて120Lという量になる。

基本止めながらやればこんなに使用されることはないが、もし特に意識せずに水を流しっぱなしにしいていると…これもまた恐ろしい話です。

水道代金の平均値

これまで話した内容を踏まえ、では皆は平均してどれだけの水道料金を支払っているのでしょう。

これが分からないことには自分がそもそも使い過ぎているのか、実は既に節水できているのかも分かりませんよね。

家族構成ごとの平均利用料金を調査してみましたので、是非参考にしてみてください

※引用元:「総務省統計局の平成28年家計調査」

1人暮らしの場合:2ヵ月で2,000~3,500円

2,000~3,500円

2人暮らしの場合:2ヵ月で2,500~4,500円

2,500~4,500円

意外と1人暮らしと変わりませんが、工夫の有無で大きな差が生じることが読み取れます。

3人暮らしの場合:2ヵ月で5,000円以上

5,000円~

3人以上になったあたりから増えてきますね。

節水するにあたり特に注意すること

水を流しっぱなしにするとどうなるのか

コップに水を流す時を思い出してもらいたいのですが、コップ200mlに水をいれるには1秒あれば足りますよね。

どれほどの勢いで水を出すか次第ですが、同じ勢いでシャワー・手洗い・皿洗いなどしている場合は注意です。

何故ならば1秒で200mlということは、1分で12L、5分で60L、10分で120Lの量になるからです。特にうっかり水を出しっぱなしにして外出した日にはぽっくり逝ってしまいそうで怖いぐらいです。

詳細は別の節約の記事の方で書きたいですが、この記事では出しっぱなしは恐ろしいぐらいにとどめてください。

現時点の使用量を調べるには?

そもそも今の時点でどれだけ使っているかを知りたい場合、どうすればいいのだろう?

家の外に出るとこの画像のようなものが見つかれば、この中に水道メーターがあります。

これを開けるとこんな感じのものが見つかります。

前回の請求書を見ると何㎥までメーターが回っているかが分かりますので、現在の値から請求書の値を差し引けば現時点の使用量が把握できます。

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