節約術|格安SIMの選び方講座|キャリアと通信量の選び方

格安SIMの選び方タイトル

通信費(スマホ代)節約のために格安SIMに切り替えようと思ったものの、選択肢が多くて悩んでませんか?正解はなくても最適解を出せます。

格安SIMにしよう!と思って早速「格安SIM おすすめ」とか調べ出したところ

  • SIMの種類:データSIM(SMSなし)、データSIM(SMSあり)、音声SIM
  • キャリア:20社以上
  • 通信量:500MB~30GB

など幅広い選択肢に直面して悩む方は多いと思いますが、それぞれ切り分けて考えればあなたにとっての最適解を導き出せます。

私自身も格安SIMを選ぶ際は非常に悩みましたので、その時の経験を元に本記事で選び方をアドバイスさせていただきたいと思います。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 格安SIMに興味がある方
  • SIMの種類について分からない方
  • どのキャリアを選んで良いか分からない方
  • 通信量は何GB選べば良いか分からない方

なお格安SIMって何?という方はまずは格安SIMの概要とメリットデメリットを書いた記事がありますのでそちらから読んでいただけると理解が深まります。

節約術|通信費(スマホ代)見直すなら今すぐ家族全員格安SIMに!

SIMの種類は音声SIMが無難

SIMの種類については先に私の主張を述べますと音声SIMが一番無難ですが、他の選択肢についても概要を説明させていただきます。

簡単に表でまとめると次の表の通りで、「③音声データSIM」⇒「②データSIM(SMSあり)」⇒「①データSIM(SMSなし)」の順に高いです。

SIMの種類 電話番号 SMS用の番号 インターネット利用
①データSIM(SMSなし)
(SNS通話、IP電話は可)
②データSIM(SMSあり)
(SNS通話、IP電話は可)
③音声データSIM
SIMの種類と使える機能

一見②が一番バランスよく見えますし私も当初は②のパターン(通話はLINE電話とIP電話)を使っていましたが、ある日これだと緊急通話(110番通報・119番通報など)ができないことを知り、今では③を使うようにしています。

私が②⇒③に切り替えるにいたったエピソードについても記事に書かせていただいていますので是非併せて読んで参考にしてみてください。

通信費節約|格安SIMは良いが最安のデータSIMを選択するな

キャリアと通信量の普段の使い方を確認しよう

通信費の節約限った話ではなく節約全般に言えることなのですが、最適な選択をするには普段のあなたの行動を振り返り、それに合ったものを選択していくのです。

具体的にはあなたが平日と土日祝日にそれぞれスマホを使って何をしていますでしょうか?

例えば平日も土日もほとんど外でインターネットを使わないようであれば通信量はかからないので1GBとかでも十分になるかも知れません。

逆に平日は通勤中に、土日は外に出てひたすらインターネットを使うようであれば通信量は多い方が良いですし、よしその大半がYoutube視聴であればBiglobeを選択するという選択肢が出てきます。

まずはあなたが普段どういう使い方をしているかを振り返るところからやってみましょう。

例えばAさんというサンプルがいて、その人の行動が次の通りであるとしましょう。

曜日 Aさんの行動
平日
  • 行き帰りの電車(片道30分)ではYoutubeで漫才を見る
  • 昼休みにLINEチャットやネットサーフィング
土日
  • Youtube視聴・ネットサーフィング(自宅・外出時ともに)
  • 友達とLINEチャット、LINE電話
  • Facebookに近況を画像付きでアップロード

※土日はよく遊びに行っているものとする


なお自宅で使っている分はプロバイダーでWiFi使えば高速・無制限で使うので気にしなくて良いものとします。

通信量の決め方|普段やっていることを振り返れば分かる

普段自分がスマホで何しているかは振り返ることができれば、それを元にあなたに適した通信量をざっくり計算できるようになります。

普段の行動から算出する場合

例えば先ほどのAさんの行動をもう少し詳しく表にしてみましょう。

Aさんの行動(詳細) 平日 土日祝 1ヵ月合計
Youtube視聴(360pで算出) 60分/日 1,320分
ネットサーフィング 10~15ページ/日 20~30ページ/日 570ページ
LINEチャット 30通/日 50通/日 1,060通
LINE電話 30分/日 240分
Facebookへの投稿(画像付)
※スマホで撮った1枚500KB程度の画像
画像3~4毎/日 32枚/日
Facebookの閲覧 60分/日 480分/日
Aさんの行動表(詳細版)

ではそれぞれの通信量の目安を確認してみましょう。

用途ごとに『(用途) 通信量 目安』と検索すれば大体出てくるのですが、Aさんの例に合わせてそれぞれの目安を出すと次の通りです。

Aさんの行動(詳細) 通信量目安
(赤字はAさんのケース)
Aさんの1ヵ月の通信量[GB]
Youtube視聴(360p) 240p⇒2~3MB/分
360p⇒4~5MB/分
480p⇒9~10MB/分
720p⇒17~18MB/分
5 x 1,320 = 6,600MB = 6.6GB
ネットサーフィング 300KB/ページ 300 x 570 = 171,000KB = 0.17GB
SNSチャット 2KB/1通 2 x 1,060 = 2,120KB = ほぼ0GB
SNS通話 音声通話⇒0.3MB/分
ビデオ通話⇒5.1MB/分
※LINEの場合
0.3 x 240 = 72MB = 0.07GB
SNSへの画像アップロード 500KB/投稿 500 x 32 = 16,000KB = 0.02GB
SNSの閲覧 5MB/分 5 x 480 = 2,400MB = 2.4GB
表:インターネット用途ごとの通信量目安とAさんの1ヵ月の通信量

 

表の内容を単純に計算すると毎月9.26GBになるので、少し余裕を見て10GBを費やしている計算になりますのでどのキャリアを選ぶにせよ、10GBのプランで検討するのが良いと言えます。

(なおYoutube視聴やSNS閲覧を我慢すればもっと減らせますでしょうが、毎日使うスマホで我慢しながら節約することを私は推奨しません)

実際の通信量の確認し方

先に算出する方法をお伝えしましたが、一応今契約しているキャリアのマイページで一カ月間の通信量の実績を確認することも可能です。

  • Docomo⇒「My Docomo」「dメニュー」で確認可能
  • au⇒「My au」で確認可能
  • Softbank⇒「My Softbank」で確認可能

恐らく『これあれば算出しなくていいじゃん!』と思われたかと思いますが、算出結果は後述のキャリア選択の時に役立つのでご心配なく!

キャリアの決め方|あなたが特に好きで使っているサービスで選ぼう

なおAさんの場合、結論から述べるとBiglobeの3GBプランを選択するか、楽天モバイルを選択するのが適切と言えます。

先にキャリアの選び方について解説しますが、キャリアを選ぶ場合は次の〇ステップで選んでください。

  1. あなたのよく使うサービスがカウントフリー(データフリーとも言う)になるキャリアがあるかを調べる
  2. (ある場合)カウントフリーのサービスを除いた通信量のプランで決定する
  3. (ない場合)10GB以上のプランで決定する

よく使うサービスをカウントフリーにしてくれるキャリアを調べる

キャリアを見る際はの料金プランだけでなくそのキャリアが何をカウントフリーにしているかを確認してみて下さい。

カウントフリーとはどういう意味かというと、キャリアによって例えば

  • Youtube視聴しても通信量にカウントしない(Biglobe)
  • dマガジン、楽天マガジンを読んでも通信量にカウントしない(Biglobe)
  • LINEをどれだけ使っても通信量にカウントしない(Line Mobile)
  • TwitterやFacebookでどれだけツイート・閲覧しても通信量にカウントしない(Line Mobile)

というように通信量をカウントしないようにしてくれるオプションがあるのです。

例えばAさんは毎月9.26GB(内、Youtubeで6.6GB)の通信をしていますが、BiglobeのオプションをつければYoutube分を差し引いた2.66GBがあれば十分になるのです。

なのでまずはあなたの用途をノーカンにしてくれるオプションがあるキャリアを探してみてください。

(面倒に感じたら、いっそヨドバシカメラのような家電量販店の格安SIMコーナーで店員に尋ねてみる良いです)

前述で自分が普段スマホを何に使っているかを振り返って必要な通信量を見積もろうとお伝えしたのは、こういう選択肢を見つけるためなのです。

(ある場合)カウントフリー分を除いた通信量のプランで決定する

Aさんの場合はBiglobeのオプションをつければYoutubeがカウントフリーにされ、3GBのプランで済むことが分かりました。

なおちなみにオプションをつける場合と付けない場合で次のように月額料金が異なります。

まず毎月の料金は3GBで1,600円、12GBで3,400円。

(10GBプランがないため、一番近い12GBを選択)

Biglobeの料金表

そしてYoutube視聴分をカウントフリーにしてくれるオプション『エンタメフリー・オプション』の月額費用は次の通り毎月480円。

Biglobeエンタメフリーオプション料金

Aさんの場合は3GBのプランにオプションを追加することで税別2,080円⇒税込で約2,300円で済ませられることが分かりました。

なおこれは他のキャリアの10GBのプランを見てもこの価格で提供してくれるキャリアはないため、BiglobeがAさんにとっての最適解であると言えます。

(ない場合)10GB以上のプランで決定する

ない場合は致し方ないので純粋に価格で決めましょう。

ここだけ雑で申し訳ありませんが、あとは基本的に同等です。

まとめ

これから格安SIMを検討する方は

  • SIMの種類をどうしようか
  • 通信量はどうやって決めればいいのか
  • キャリアはどうやって決めればいいのか

をそれぞれ決めなければならなくなるものの、選択肢が多くて困ることでしょう。

そんな方に向け、本記事ではそれぞれ

  • SIMの種類⇒音声SIMが無難
  • 通信量⇒普段の自分の行動を振り返って算出してみよ
  • キャリア⇒自分がよく使うサービスをカウントフリーにしてくれるキャリアを選ぼう

という3ステップで解説させていただきました。

あなたの格安SIM選びのお役に立てましたら幸いです。

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