資産運用|親が銀行に預けろと言う理由⇒昔は預金金利が最大12%

銀行の預金金利は昔はすごかった

親の言う「銀行に貯金しなさい」「投資はギャンブル」は昔は王道『でした』。

「貯金しなさい」「銀行に預ければ安心」「投資はギャンブル」と親から教わった方は多いですが、その理由をどこまでご存知でしょうか。

かつてはそれが王道であり間違っていなかったですが、今ではそれが逆にあなたの資産価値を減らすことになる理由を解説します。

「親だって自分達が経験してきたからこそ銀行に預けろと言ってるのでは?」
「先人に倣えと言うじゃないですか」

と考える方々に向けて記事を書かせていただきましたので、少しでも良い気付きになっていただければ嬉しい限りです。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • お金は銀行に預金すべきと考えている方
  • どうして銀行はお金に預金すべきと言われているのかが疑問な方
  • 銀行に預ける以外にお金を増やす方法がないかを模索されている方

続きを読む

資産運用|貯金だけの人は損し続ける。節約で貯めた金に働いてもらえ

同じ貯金額でも買えるものがどんどん減っていく

節約で作ったお金をただ貯金に回しているだけの方へ警報です。

銀行に貯金しておけば安心安全!なんてのは昔の価値観であり、今後は通用しません。

節約して作ったお金は資産運用していかなければ、今後は損をしてしまいます。

  • 「別に今貯金だけで困っていないし」
  • 「でも資産運用なんて怖いから貯金だけしたいと思います」
  • 「でも資産運用で失敗した人の話をいっぱい聞きます」
  • 「親からはとにかく貯金すれば安心と教わってきました」
  • 「人生の先輩は皆貯金で上手くやってきたんじゃないですか」

こう思う方々にとっても考え方を変えるきっかけになれるよう記事を書かせていただきましたので、少しでもあなたの人生をよくするきっかけになれたら幸いです。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 貯金だけだとダメなの?と疑問に思われている方
  • 親から銀行に預けなさい!とだけ教わってきた方
  • 銀行に預金する以外にお金を増やす方法を模索している方

続きを読む

通信費節約|格安SIMは良いが最安のデータSIMを選択するな

緊急通報は行えない

通信費節約のためには格安SIMに切り替えるのが王道です。

切り替える際は「データSIM」と「音声SIM」の2択があり、データSIMの方が安いですが私は節約のためとは言え選ばないようにしています。

この記事ではその理由および私がデータSIMを止めるきっかけとなった経験談をお話します。

  • 「音声SIMとデータSIMだと何が違うの?」
  • 「格安SIMにしたいのだけどデータSIMでも大丈夫なの?」
  • 「データSIMの方が安いからそっちを使っています」
  • 「データSIMでもIP電話ができるから全然問題ないのでは?」

なんて人は特に本記事を読んだ上で本当にデータSIMのままで良いのかを再度検討してみてください。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 格安SIMに興味のある方
  • 音声SIMとデータSIMの違いが分からない方
  • データSIMはIP電話さえあれば通話には困らないのでは?と考えている方

続きを読む

節約術|会社の福利厚生調べてない人は無駄な支出&損をしています

福利厚生把握していないと損してしまうタイトル

福利厚生を有効活用できていないのは勿体なさ過ぎです。

会社の福利厚生についてあなたは調べていますでしょうか?

もし福利厚生があるにも関わらずそれを把握していない人が思った以上に身近にいます。

福利厚生を利用することで節約できること・得できることがあることを、一部企業の例と共に解説させていただきます。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 会社の福利厚生をあまり把握していない方
  • 会社の福利厚生を知らずに保険などの高い買い物をしている方
  • 賢い買い物をしたいと考えている方

続きを読む

住宅ローン破綻はあなたの身にも起こりうる|見落としてるリスク

住宅ローン破産前の警告タイトル

住宅ローンを組んでいる方へかの有名な戸愚呂弟から一言。

「お前もしかしてまだ、自分が破綻しないとでも思っているのかね」

住宅ローンで破綻する人は毎年50人に1人出ると言われています。既に警戒している方は問題ありませんが、毎年の話なので自分にはずっと無関係とは思わない方が良いと考えています。

何故ならば大丈夫だと思って組んだ方・今も問題なく支払えている方であっても、きっかけ1つで計画は崩れてしまいかねないからです。

「既に借りていて大丈夫そうだけど、今後も大丈夫かな」
「これから借りようと思っているけど、どんなリスクが起こりうるんだろう」
「自分は完璧なはずだけど、一応チェックしておこうかな」

そう考える方々にとって気付きとなるように(そして同じく住宅ローンを返済中の自分への注意喚起も兼ねて)書かせていただきましたので、是非読んでチェックしてみてください。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 住宅ローンを組んでいて、完済できるか不安な方
  • 住宅ローンを組んでいて、自分は大丈夫と思うが安心したい方
  • 住宅ローンを検討しているが、何に気を付けるべきか知りたい方

続きを読む

節約術|住宅ローンで生活が苦しい方必見!返済額を減らす方法4選

住宅ローンの負担軽減

貯金があれば住宅ローン負担を減らせまぁす!

住宅ローンで破綻する人は毎年50人に1人出ると言われています。

自分は大丈夫だと思って住宅ローンを組んだ方・今も問題なく支払えている方であっても、きっかけ1つでローン返済が苦しくなってしまうものです。

「不況で給料が1万円減ってしまった」
「子供が産まれたから来年からは生活費が上がっちゃうな」
「変動金利で今年から返済額が5000円増えるだって!?」
「固定資産税とか火災保険の費用がかかるなんて聞いてないよ…」

などのお悩みを持つ方のために次のことを解説させていただきます。

  1. どうして住宅ローンの返済が厳しくなってしまうのか?
  2. 今の住宅ローンの負担を少しでも減らすにはどうすればいいのか?

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 住宅ローンの返済額を負担に感じている方
  • 住宅ローンの返済額を減らす方法を知りたい方
  • 住宅ローンの返済額が増えたら困る方

続きを読む

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る:変動費編

間違った節約・変動費編

同じ節約でもストレスなく実行するのと我慢しながらするものでは雲泥の差があります。

食費・水道光熱費・自己投資などの変動費の節約の結果、貯まっているのがお金ではなくストレスで、お金は逆に減っていたりしませんか?

この記事でお伝えするような節約をしている場合は要注意ですので、もし現在節約しているが思ったようにお金が貯まらない、なんて方は是非チェックしてみてください。

また「この節約やっていたら貧乏生活に陥る:固定費編」の記事も書いていますので是非併せて読んでみてください。

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る|固定費編

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 節約をしているがとにかく苦痛の方
  • もう少しストレスのかからない節約をしたいと考えている方
  • 買い物すること自体が浪費だ!と考えつつある方

続きを読む

社会保険料の節約|男性にお勧め!工夫で34万円得した育休の取り方

育休取得の工夫の仕方タイトル

制度を有効利用して得せよ!

育休(育児休暇)は取り方を工夫することで何十万も得する(給料・賞与から社会保険料が天引きされなくなる・育児休業給付が追加で支給される)ことをご存知でしょうか。

この制度の仕組みと工夫の仕方を解説いたしますので上手く活用して社会保険料を節約しましょう!

併せて本記事では実際に34万得した事例も併せて紹介いたします。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 育児のための育休を取ろうと検討されている方(特に男性)
  • お得な育休の取り方に興味のある方
  • 社会保険料の節約に興味のある方

続きを読む

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る|固定費編

間違った節約・固定費編

同じ節約でも必要不必要を見極めて節約するのとただのドケチでは結果に大きな差が出てしまいます。

住居費・保険・通信費などの固定費を節約する際にただのドケチになっていたりしませんでしょうか?

この記事でお伝えするような節約をしている場合は要注意です。

もし現在節約しているが思ったようにお金が貯まらない、なんて方は是非チェックしてみてください。

[box03 title=”こんな人達のお役に立ちます”]・固定費の節約しているのに何かと苦痛に感じている方
・固定費の節約をしたいが失敗したくない方
・ストレスのかからない節約に興味のある方[/box03]

また「この節約やっていたら貧乏生活に陥る|変動費編」の記事も書いていますので是非併せて読んでみてください。

節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る:変動費編

固定費の節約を誤るとかえって貧乏生活に陥ってしまう

節約自体は良い行為なのですが、やり方を誤りただのドケチ行為に走り過ぎてしまうと場合によってはよりお金を失い、最悪貧乏生活に陥ってしまうことにすらなりかねません。

私が節約する際に大切にしていることは以下4点で、これに該当しない場合は注意が必要と考えています。

  • 必要なものにはお金を出す(同じ効果を安く実現できれば尚OK)
  • 不要なものにはお金を出さない
  • 必要か不要かの判断基準は「将来自分を豊かにしてくれるかどうか」である
  • 節約でストレスを『貯めて』はならない

「お金を使わない」を履き違えた大切なものを失いかねない行為は避けるべきなのです。

今すぐやめるべきアウトな節約・固定費編

よくあるアウトな固定費の節約を私・知人が実際にやらかしてしまった失敗談を交えながら紹介いたします。

数が多いので次のように分類した上で紹介いたします。

  • 住居費
  • 保険
  • 通信費

住居費

住居費は固定費削減の目玉とも言える三大出費の1つです。生活の基盤にもなり簡単に変えられるものではないので慎重に選択すべき費用です。

家賃は安いが我慢ポイントの多い家に住んでしまう

安さを求めすぎると日常生活が辛くなったり、別途お金を使うようになり、かえってお金が減ってしまう恐れがあります。

あなたは家賃の安さを求めるあまり次のような不便な物件に住んでいませんでしょうか?

  • 立地が不便(駅から遠い、周囲に店がない、坂がきつい、など)
  • 風呂やトイレがない(または共同)
  • 古すぎて虫がよく出る

いくら安くても我慢ポイントの多い物件で我慢しながら暮らしているのであればアウトです。

私の家族の失敗談ですが、その人は安い家賃を求めて駅から徒歩20分(しかも急な坂がある)の距離の家に住んでいました。

その坂を上るのは非常きつく、最初の内はなんとか頑張って歩いていたのですが最終的にはほぼ毎日タクシーを使っており、むしろ駅近の物件に住んでいた方が安上がりだったのでは?と思えるようなお金の使い方をしていまっていました。

仮に我慢できていたとしてもそれで日々の暮らしがストレスフルになるようではお金では表現できないマイナスな効果も出かねないので、そのような暮らしは避けるべきです。

安いが治安の悪い物件を選んでいる

賃貸でもマイホームでも同様のことが言えますが、安い物件を選ぶ場合はその近辺の治安がどうかというのも確認してください。

全ての地域に当てはまるわけではありませんが、極端に安いところを選ぶと治安を悪くするような人が近くに住む可能性もあります。

よく聞く話で市営住宅というのは安さこそあれどそういう人達に遭遇する可能性が高い上、仮にご近所とトラブルになったところで管理人や警察が対応してくれることにはあまり期待できないとのこと。

事前にネットなり不動産業者に確認しつつ、それでも不安な場合は実際に検討している物件を訪れて確認することをおススメします。

私自身そういう人達に遭遇したことはなかったのですが、過去に1件物件の下見に行ってた時に

  • 隣の部屋の窓ガラスが割れている
  • 隣の部屋の周辺が空き部屋になっている

という住んだら嫌なことに巻き込まれそうな部屋があったので避けたことがあります。

その後その部屋に誰か住むようになったのかが分からないのでなんとも説得力に欠ける話ではありますが、万が一そういう部屋を見つけたら避けた方が無難でしょう。

物件価格は安いが維持費の高い家を買ってしまう

物件価格があまりにも安い物件には、実は維持費が高くつくという罠が潜んでいる可能性があります。

田舎・立地の悪いエリア・古いマンションに多いですが、物件価格が安くて一見お得そうに見える物件が見受けられます。

家に限らず大きな買い物をする時は次の費用をしっかり確認しないと思わぬ損をしてしまうので注意が必要です。

  • 初期費用(最初に1回だけ支払う)
  • 維持費用(定期的に支払う)

私が以前マイホームを選ぶ際に中古マンションをいくつか見ていたのですが、1件だけ他のより突出して安い物件がありました。近隣エリアだと3000万円だったのに対しそのマンションは同じ間取りで2000万円弱。

初期費用だけならお得に見えたのですが、維持費(管理費・修繕積立金)も調べてみると近隣が毎月2万円弱で済むのに対し、そのマンションは6万円強…つまり年間で50万近く維持費が多くかかるような罠物件だったのです。

結果的に買わなかったので失敗談にはなりませんでしたが、仮にそのマンションを買っていたら一時的に1000万円得したとしても20年年後にはトータルで損していたことになっていたでしょう。

保険

保険は三大出費とまでは言われませんが、一生涯支払い続けることを考えると莫大な費用になりかねないので住居費同様に慎重に選択をすべきです。

貯蓄・節税のために貯蓄型の生命保険や個人年金に加入する

節税と貯蓄を兼ねて貯蓄型の生命保険や個人年金は加入に入っている方は逆に遠回りな投資をしている恐れがあります。

これらの保険は貯蓄効果に加えて節税効果がありますし、保険会社側が投資で増やそうとしてくれる分、銀行預金よりも効率が良い投資であると感じてしまうかも知れません。

(銀行預金が投資と言われるのは違和感あると思いますが、銀行に預けたお金は銀行が投資で増やしその一部を利息として我々に還元してくれているので実はこれも投資に該当するのです)

しかし実際に銀行預金や自分で投資する場合とでパフォーマンスを比較した上で判断していますでしょうか?

ちなみにそれぞれのケースでパフォーマンスを見てみると、

投資先 利回り[%/年] 解約違約金
銀行預金 0.001%~0.1%(複利) なし
貯蓄型保険 1.0%(複利)+節税効果(単利) 大体10年以内に解約すると預けたお金より少ない額で返ってくる
投資信託 3.0%~(複利) なし
投資先と年利の表

貯蓄型保険は銀行預金よりははるかにマシですが、節税効果次第では投資信託と比較すると見劣りしますね。しかも解約違約金までありますし。

そしてその節税効果ですが、仮に貯蓄型生命保険と個人年金にそれぞれ8万円以上加入している場合は年収に応じて次の通りとなります。

年収[万円] 貯蓄型生命保険の
節税効果[万円/年]
個人年金保険の
節税効果[万円/年]
節税効果の合計
[万円/年]
300万円 所得税:0.2万円
住民税:0.3万円
所得税:0.2万円
住民税:0.3万円
1.0万円
500万円 所得税:0.4万円
住民税:0.3万円
所得税:0.4万円
住民税:0.3万円
1.4万円
700万円 所得税:0.8万円
住民税:0.3万円
所得税:0.8万円
住民税:0.3万円
2.2万円
1200万円 所得税:0.9万円
住民税:0.3万円
所得税:0.9万円
住民税:0.3万円
2.4万円
年収と保険加入による節税効果(所得税+住民税)の表

シミュレーションしてみれば分かりますが、仮に年収500万円の人がそれぞれに200万円投資した場合、20年後の結果は次の通りとなってきます。

利回り[%/年] 20年後の金額[円]
銀行預金 0.1% 204万円
貯蓄型保険 1.0%+1.4万円 272万円
投資信託 3.0% 361万円
投資先と20年後の金額の表

保険は節税効果を加味したとしても投資信託よりパフォーマンスが悪い選択であることが分かります。

把握した上での選択であるなら良いのですが、この事実を把握せずに保険を選択しているならば再度検討すべきです。

火災保険や地震保険をケチる

マイホームをお持ちの方の大半は火災保険・地震保険に加入しています。両方とも基本的には住宅ローンを組むにあたり加入必須とされているケースが多いです。

私は公的保険がある分生命保険はほぼ入らなくて良いと主張していますが、火災・地震に対しては公的保険がない&万が一発生したら貯金ではカバーしきれないほどの損害が出るため火災保険や地震保険はケチってはいけないと考えています。

それにも関わらず、もしもそれらの保険料をケチるために

  • 任意なので火災保険にも地震保険にも入っていない
  • 2000万円の建物に1000万円の保険しか掛けていない
  • 火災にだけ備える(水災、風災などは備えない)
  • 建物はに対しては保険を掛けるが家財には掛けない

などに該当しているのであれば、それは万が一の時に取り返しのつかないことになりかねません。

保険は万が一発生した時に自分の貯金でカバーしきれないようであればケチるべきではないのです。

通信費

インターネットの利用が当たり前となってきた現代において通信環境が悪いことは生活の満足度を下げてしまう要因になってしまいかねません。

インターネットは安ければ遅くても我慢する

インターネットを使うだけならばプロバイダー契約しなくてもスマホでテザリングすれば十分!と考えプロバイダー契約をしない方が一定数いらっしゃいます。

普段インターネットをあまり使わない方であったり通信速度に拘らない方であればそれで問題ないですが、もしそうでないのであれば遅い分だけ我慢することになり、かえって生活の満足度を下げる要因になりかねません。

私の体験談になるのですが、引っ越し直後で一時的にプロバイダー契約をしていない時期がありましたが割と「やってらんねぇ」状態でした。

試しにスマホのテザリングだけでもやっていけるのかな?と思って挑戦したのですが、元々の通信速度が遅い上にすぐ通信制限に引っ掛かり更に遅くなってしまうので割と辛かったのを覚えています。

まとめ

節約を履き違えてただのドケチになっていないか、やってはいけないような節約をしてしまっていないか、確認いただけましたでしょうか。

節約の際には必要なことにはお金を使って必要でないことにはお金を使わないことを心掛けるべきであり、必要なものまでケチっているとかえってお金がなくなってしまいます。

節約しているつもりが気付けば貧乏生活を送っていたなんてことのないよう、何が必要で何が必要でないかを今一度考えてみてください。

税金の節約|手取り収入を増やしたいならば年収アップより副業収入

年収アップVS副業収入(税額勝負)のタイトル

収入を増やすとその分税金(所得税・住民税・社会保険料)も増えてしまいます。

どうせ同じ収入を増やすでもなるべく税金を取られない増やし方の方が嬉しいですよね。

今回は少しでも税金の節約になるよう、年収アップより副業収入の方が効率的である話をします。

★こんな人達のお役に立ちます★

  • 効率良く収入を稼ぎたい方
  • 稼ぎに対してかかる税金について知りたい方
  • 稼ぐほどに税金取られて嫌な思いをされている方

なお本記事では簡単な比較のため割愛させていただいていまっすが、年収や副収入から手取り額(所得税・住民税・社会保険料)の計算方法をより詳しく書いた記事もありますので、詳しく知りたい方は是非そちらも併せてお読みくださいませ。

年収・副収入から手取りを計算する方法|所得税・住民税・社会保険料

手取り収入を増やすなら、年収アップより副業収入の方が効率的(取られる税金の種類が違うため)

結論から述べれば、手取り収入を増やすのであれば年収アップよりも副業収入の方が効率的です。

サラリーマンが収入を増やす手段としては次の2通りございます。

  • 年収アップ(昇進、残業など)
  • 副業収入(株、不動産投資、ブログ運営など)

いずれの場合も増えた収入の分だけ税金が引かれてしまいますが、年収アップの方が引かれる税金の種類が多い分、手取りを増やしにくいのです。

具体的にそれぞれどういう税金が引かれるかと言いますと次の表の通りとなります。

かかる税金 年収アップ 副業収入
所得税
住民税
社会保険料
収入を増やす手段と取られる税金(〇:引かれる、✖:引かれない)

社会保険料を引かれない分、副業収入の方が税金の節約になると言えましょう。

引かれる税金の種類

前述した3種類の税金について解説します。

この記事では概要の説明になりますが、それぞれの具体的な計算方法については冒頭で紹介した記事で解説させていただいていますので是非そちらも併せてお読みくださいませ。

所得税

サラリーマンの給料・家賃収入・何かを売った時の売上など、所得を得た時にその所得額に応じて国に納める税金です。

具体的にはその年の1月1日から12月31日までの一年間で得た所得に対して特定の計算が行われ算出されます。

最大で所得の45%をむさぼる恐ろしい税金、これこそ「働いたら負けかな」という名言が産まれた所以(ゆえん)なのではないかと思われます(適当)。

住民税

所得を得た時にその所得額に応じて都道府県や市区町村に支払われる税金で、所得を得た翌年に給料から天引きされるようになります。

(余談ですが社会人2年目から住民税が引かれるのは所得を得た翌年から引かれ始めるためです。)

教育・福祉・行政サービスなどのために活用され、身近な例で言えば図書館や体育館で安くサービスが受けられるのはこの住民税を支払っているからです。

所得税と違い所得の10%前後に収まるので所得税ほどの恐ろしさはないかも知れませんが、所得が上がればその分増える恐ろしさは変わりません。

社会保険料

主に4~6月の給料・交通費に応じて計算される税金で、老後の年金や公的保険のために使われます。

給与明細では次の名目で天引きされています。

  • 厚生年金保険料(標準報酬月額の9.15%)
  • 介護保険料(40歳以上の場合で職場によって税率が異なる)
  • 健康保険(職場によって税率が異なる)
  • 雇用保険(給料の0.3%)

職場によって税率が異なるので一概には言えませんが、大体年収の14%ほど引かれるものと思ってください。

また『給料・交通費に応じて計算される税金』と述べましたが、副業収入を得たとしてもこの社会保険料が増えることはありません。

年収アップ vs 副業収入

年収アップVS副業収入(税額勝負)

ここではサンプルとなるモデルを2名用意してそれぞれ税金額がどの程度異なるかを見てみましょう。

元々の年収 収入の増やし方
Aさん 400万円 昇進・残業により年収100万アップ
Bさん 400万円 せどりにより雑所得100万アップ
2人の収入アップ

両名とも生命保険や個人年金などの節税になる行動はしていないものとするため、両名とももともとの年収400万円に対して引かれる税金は次の通りです。

  • 所得税:8.6万円
  • 住民税:17.7万円
  • 社会保険料:56.0万円

合計82.3万円の税金。年収アップによりこれらがそれぞれいくら増えるかを見ていきましょう。

Aさん(年収アップ)の場合

年収アップの場合、所得税・住民税・社会保険料がそれぞれ増えます。

計算の過程はこの記事では割愛しますが、それぞれ

  • 所得税:8.6万円⇒14.1万円
  • 住民税:17.7万円⇒24.3万円
  • 社会保険料:56.0万円⇒70.0万円

となり、合計108.4万円なので26.1万円追加で引かれることとなります。

年収アップの場合、所得税・住民税・社会保険料全てが増えてしまう

Bさん(副業収入)の場合

副業収入の場合は所得税・住民税が増え、社会保険料は増えません。

結果、それぞれ

  • 所得税:8.6万円⇒17.5万円
  • 住民税:17.7万円⇒27.7万円
  • 社会保険料:56.0万円⇒56.0万円

となり、合計101.2万円なので18.9万円追加で引かれることになります。

副業収入の場合、所得税と住民税は増えるが社会保険料は増えない。

比較結果

結果を表のようにまとめさせていただきましたが、副業収入で収入アップさせたBさんの方が合計税額が7.2万円低いという結果になりました。

元々の年収 課税額
(収入UP前)
収入の増やし方 課税額
(収入UP後)
Aさん 400万円 82.3万円 昇進・残業により年収100万アップ 108.4万円
Bさん 400万円 82.3万円 せどりにより雑所得100万アップ 101.2万円
2人の税額比較

もしも収入を増やしたいが税金はできるだけ引かれたくないというのであれば、副業収入で増やした方が税金の節約になると覚えておいてください。

また副業収入であれば会社からもらう給料の時と違い、経費として計上できるものも増えます(電気代の一部、スマホ代の一部など)のでより税金の節約(=節税)を行うことも可能となります。

(ただし節税まで踏み切るとなると独断で行うのは危険ですので税務署などでよく確認の上で実行するようにしてください。)

今回は規模の小さな副業ということで100万円の雑所得を得たという設定で比較してみました。

もしも副業の規模が大きく事業所得になった場合、より課税額を減らすことが可能になります。

何故ならば、事業所得となれば家賃・電気代・備品などの出費が経費として認められやすくなり、課税対象となる所得を減らしやすくなるからです。

まとめ

手取り収入を増やしたいならば年収アップよりも副業収入の方が税金の節約になる旨をサンプルと共に解説させていただきました。

今後収入を増やしていきたいあなたにとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。

(なお本記事はあくまでそれぞれのケースで引かれる税金について解説したものであり、年収アップを否定する意図で記載したものではありませんのでその点はご了承いただけますと幸いです。)