使えるお金をもっと増やしたい。もっと貯金したい。
そのために節約したいけど何から取り組むのがいいんだろう?
やるなら効果の大きなものがいいですよね。
私が独身時代に実践した節約術の中でも最も効果が大きかったのが家賃の節約でしたので、その解説および体験談を書かせていただきます。
★こんな方の役に立ちます★
- なるべく効果の大きな節約をしたい方
- 家賃の節約の具体的な話を知りたい方
- 今の家賃を高すぎると感じている方
家賃の目安は手取り給料の30%未満。
まず、あなたはどんな基準で家賃を決めていましたか?
- 周りの人達が7万円だから私も7万円くらいで探した
- 特に気にせず業者のおすすめに従った
など、特に考えていなかったり何となくで周囲に合わせて決めたりしていませんでしたか?
家賃の目安は手取り給与の30%前後が目安とされています。
もし今の家賃が30%以上なら見直した方がいいかも知れません。
もし下回っていたら無理して住んでいない限りは優秀であると言えます。
まず給与の30%以下という条件は最低限満たしておくことを推奨します。
なぜ最低限と言っているのか?
仮に30%以下を満たしていたとしてもそれだけで「私セーフだから見直さなくて良いか」と考えて欲しくないからです。
30%以下でも広すぎたり設備が豪勢過ぎるようであれば、もっと家賃を下げることを考えてもいいかと思います。
例えば手取り従量が20万円の方であれば家賃は6万以下が一般論でいう目安になりますが、もし
- ここまでいい物件でなくても良かったな
- 月2万円貯金したいのに出来ていないな
という状況であれば、目安をクリアしたところであなたの目的は達成できません。
重要なのは、『あなたの目的に応じた目安』に従って物件を探すことではないでしょうか。
これはお金を払うこと全般に言えることです。
家賃を見直すには家賃交渉か引っ越し
家賃を見直すならば家賃交渉か引っ越しかのどちらかです。
家賃交渉
家賃交渉ですること…それは物件のオーナーに
「家賃安くしてくださいな!」
とお願いする行為…言葉通りですね。
成功すればコストなしで今の家賃を安くすることができます。
でもですね、唐突に「安くして下さい!」と言っても「はあ?」と返されるだけです。
自分だけのメリットではなく、相手のメリットも考える必要があります。
これから物件探す方は契約前の交渉が良いのです。
既に住んでいる方は例えば更新のタイミングでの交渉が良いです。
(大家からすれば、断ったら引っ越しされてしまうのかも?と思ってもらえるからです)
仮に成功すれば引っ越しせずに今後の家賃を下げられますし、失敗したとしても家賃は現状維持なので失うものがありません。
何万円も下げて欲しい!など余程の交渉をしない限りオーナーと気まずくなることはありませんし、仮になったとしても普段合わないのであれば気に病むことありません。
(私は不動産投資も経験してましたが、更新時期が近づくたびに何気にドキドキしていましたw)
引っ越し
引っ越しを考えるならば、まずは今の物件があなたにとって最適かを見直してみましょう。
たとえば実際に住んでみたところ
- 風呂トイレ別だけどシャワーしか使っていなかったぜ!
- ロフトあるけどまったく使っていないぜ!
- 新築の方がいいと思っていたが、そんなことはなかったぜ!(*1)
- 広い家を選んだが、忙しくて家では寝てるだけだったぜ!
- 毎月2万円貯金したかったが、1万円しか貯金できていない…。
のいずれかに該当するのであれば下げる余地ありです。
該当するならば、ランクを下げて家賃がもっと安い物件に住んだとしいても支障がないからです。
そういう方はいまいちど条件を見直して物件を探すのが良いです。
ちなみに独身の方で複数の人と住むことに抵抗がない方であれば、シェアハウスに住むことで家賃相場より更に1万円以上安く済ませることが可能です。
(知人の女性で何名かシェアハウスに住んでいる方がいましたが、友達ができるから楽しく住めていたそうです)
注意事項:家賃の安さだけに惹かれて見逃してはいけないこと
家賃の安いところを見つけて引っ越せば来月からお金が浮くぞ!というのは間違ってはいませんが、その前に注意しなければならないことをいくつか解説いたします。
必要最低限の条件を妥協する
これはそもそも必要最低限の条件を妥協してしまった場合に起こる悲劇です。
「あとはここさえ削れば予算内に収まる…!」
と考えたとしても必要最低限の条件を妥協してしまってはいけません。
例えば最寄駅まで徒歩15分以内は譲れないと考える中、徒歩25分の物件が見つかり、そこに引っ越したとします。
最初の内は耐えることはできるとは思いますが、これが毎日のように続くと結構しんどくなります。
固定費の節約のメリットは我慢しないことのはずなのに、毎日のように我慢してしまっては本末転倒です。
しかも家賃の節約は他の固定費の節約と比較して手続きが大変なので、物件の選択を誤るとまた面倒な手続きを踏まなければならなくなってしまいます。
ですので必要最低限…本当に妥協できない条件は安易に妥協しないことです。
逆にその条件で見つからないならば無理せず他の固定費を下げることを検討してみた方が良いです。
家賃が安すぎるとトラブルメーカーとの遭遇率が高まる
必要最低条件さえ満たしていれば家賃は安いに越したことはないのですが、残念なことに家賃が安ければ安いほどトラブルメーカーとの遭遇率が高まります。
言い方は悪いですが、家賃が安いところにはそれ相応の人が住むことになります。
勿論そこに住む人全てに問題があるなんてことはありませんが、市営住宅に住むと近隣トラブルに遭う確率が高くなるように、安いところだとトラブルメーカーとの遭遇率が高まります。
ですのでせめてそのような物件を見つけた時には、事前に何度か下見してどんな人が住んでいるかぐらいは把握しておくと無難です。
引っ越した後にとんでもないのに絡まれてしまってからでは遅いので…。
引っ越し代が高すぎるとかえって損する
引っ越しをする際は家賃の額だけでなく
- 不動産業者に支払う敷金礼金などの費用
- 引っ越し業者に支払う引っ越し代
などの初期費用がかかることを忘れないでください、しかもそれなりの額でです。
例えば家賃を5千円安くすることができたとしても、初期費用で30万円かかったら回収するのにまるまる5年はかかってしまいます。
間違いなく5年以上住むのであれば良いのですが、仮に5年以内に引っ越してしまえばかえって損してしまいます。
初期費用を安くする手段としては次のような手段がありますので、活用することでなるべく安くしてください。
不動産業者に支払う費用 | ・家賃交渉をする ・敷金礼金のかからない物件を探す ・仲介手数料の安い業者を選ぶ |
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引っ越し業者に支払う費用 | ・相見積もりで安い業者を選ぶ ・他業者の見積もりを見せて価格交渉をする |
安くなればなるほど回収までにかかる時間は減りますので。
なお私の場合は家賃3万円安くなったのに対し初期費用が20万円程度でしたので、回収までは半年ちょいで済みました。
その物件には3年近く住みましたので十分に元は取れた計算となります。
【体験談】独身時代に3万円以上節約しました
私は独身時代に住む物件を見直し、家賃を7.4万→4.4万円に下げたことがあります。
必要最低限の条件の見直し
まずは自分の当時の状況を振り返ってみたところ、
- 風呂トイレ別だけどシャワーしか使っていないので別でなくてもいいな
- 25㎡くらいの家に住んでいたけど、家では基本寝ているから20㎡以下でもいいな
- 築浅がいいかと思っていたけど、中がある程度綺麗ならばもう少し経過していてもいいな
- 最寄り駅は大きな町にしていたけど、家では基本寝ているから変えてもいいな。
- 通勤時間40分以内で考えていたけど、電車の中で本読んでいるからもうちょい長くても大丈夫そうだな
など結構でてきました。
なので
- 風呂トイレ:別→一緒でOK
- 広さ:25㎡→20㎡
- 築年数:築浅→問わず
- 最寄駅:大きな町→通勤時間内の駅
- 通勤時間:40分以内→60分以内
という感じで条件を変えて不動産屋に相談することにしました。
見直した条件で物件探し
不動産業者に相談したら思った以上に物件が出てきました。
1万くらい下がれば嬉しいなと思っていたら、3万安い物件が。
根気よく相談すれば、意外と不動産屋も頑張って探してくれるものです。
もちろん必要以上に条件下げることはしませんでしたので、引っ越し先でも数年間快適に暮らすことができました(ここ重要)
私のケースは正直うまくいったパターンと思いますが、私の兄も同様に探して2万円以上の節約に成功し、友人でも1万円以上節約できた方がいっぱいいました。
ですのでやってみる価値は十分あると、胸を張って言わせていただきました。
(家で胸を張りながら無言でキーボード叩いている)
初期費用を抑えるためにやったこと
私は家賃交渉まではしませんでしたが、初期費用を抑えるために敷金礼金のかからない物件を選択しました。
(敷金は後々戻ってくるのでまだ良いのですが、礼金ゼロはマストで探しました)
また引っ越し業者にしては相見積もり用のサイトがあるのでそれを利用しました。
- 現住所
- 引っ越し先の住所
- 引っ越しの際に持っていきたいもの
などを入力して発信すれば、あとは自動的に複数業者から提案がやってきますので、その中で安いところを2~3社選びます。
あとは2~3社にそれぞれ見積もりを提示させ、それをネタに価格交渉をするなどを行うことで引っ越し費用を安くしてきました。
結果、家賃3万円の削減に対して初期費用は20万円程度になりましたので、半年ちょいで元をとることができました。
まとめ
固定費節約の中でも最も効果の大きな家賃の節約について
- 何を基準に物件を探せば良いのか
- 安くするために何をすれば良いのか
- 気を付けるべきことは何か
- 私の体験談(参考として)
を解説させていただきました。
選択を誤るとかえって大変な目に遭いますが、この記事に記載した内容に気をつけて選択していただければ快適かつ大きな節約効果を得ることが期待できます。
是非とも参考にしていただき、あなたの節約活動に貢献できましたら非常に幸いです。