皆さんは節約する時にどういう風に考えて取り組んでいますか?
- 好きなことに回せるお金ができるからわくわくする
- 無駄が省けてスマートになれるので面白い
- 貯金のペースが上がって嬉しい
など色々あると思います。どれもその通りだと思いますし、せっかくならば楽しく取り組んでいきたいものですよね。
私は上記に加え次のように考えることで節約を楽しんでいます。
節約することは大きな資産形成をすることに等しい、と。
こんなことを唐突に言っても「いきなり何を言っているんだ?」と思われますよね、なので解説させていただきたいと思います。
★こんな方々のお役に立ちます★
- 節約に対するモチベーションが上がらない方
- 節約に対する動機付けを欲しいと考えている方
- 不労所得で経済的自由を目指している方
なぜ節約=大きな資産形成なのか?
繰り返し主張しますが、節約と資産形成は等しいと言えます。
何言ってるか分からんですよね、説明しますね。
例えば今より貯金のペースを月5千円増やす場合、手段としては
- 生活費を月5千円下げる
- 収入を月5千円増やす
のいずれかになりますよね。
例えば収入15万円、生活費15万円のA君・B君がいるとしましょう。
二人とも毎月5千円ずつ貯金をしたいと考えています。
二人はそれぞれ異なるアプローチをとった様なので比較してみました。
とったアプローチ | 収入 | 生活費 | 毎月の貯金額 | |
A君 |
節約で生活費を5千円ダウン | 15.0万円 | 14.5万円 | 5千円 |
B君 | 年利3%の配当を出す株を200万円分購入 | 15.5万円 | 15.0万円 | 5千円 |
なんということでしょう、二人とも同じ効果を出しています。
年利3%という前提なら、毎月5千円の節約をすることは200万円の資産が出来たことと同じことなのです。
節約を取り入れることで経済的自由へのハードルは一気に下がる。
経済的自由とは、働かなくても自分のやりたい生活をしていける状態…
もっと具体的に言えば、働かずとも今の生活費分を稼げている状態をさします。
なお働かずして得られる稼ぎのことを不労所得と言います。
さっきのA君B君の例でいえば、毎月15万円の不労所得があれば、彼らは経済的自由!というわけです。
ちなみに先ほどの年3%で運用する前提の場合、経済的自由のために資産はどれほど必要となるのか?
答えは6000万円です。
6000万円を年3%で回せば年間180万円…月15万円の不労所得を得られるというわけです。
この6000万円って…ぶっちゃげかなりハードル高いですよね。
(もちろんもっと良い利回りの商品を買うという手もありますが、この記事では割愛させてください。)
経済的自由は普段仕事で忙しい皆さんにとっては夢の様な響きと思いますが、こんなに貯めないと叶わないと言われればテンションがた落ちですよね。
でも諦めないで下さい!
資産運用だけだと確かに厳しそうですが、ここに節約も取り入れてみたらどうでしょう?
さっきのA君B君のケースで考えてみましょう。
A君は節約で生活費を14.5万円に、B君は15万円のまま。
年利3%でこれらの生活費を作ろうとすると、↓の様になります。
生活費 | 経済的自由のための資産額の計算式 | 経済的自由のための資産額 | |
A君 |
14.5万円 | (14.5 x 12) ÷ 3% = 5,800万円 | 5,800万円 |
B君 | 15.0万円 | (15.0 x 12) ÷ 3% = 6,000万円 | 6,000万円 |
節約をしてみただけでA君は将来必要な資産が200万円も減りました。
ハードルが下がれば夢をかなえるのは難しくないのかも?と思えますよね。
間違った節約さえしなければ、生活費を下げることに対する労力はほぼありません。
これで皆さんの節約に対するモチベが上がってくれたならば本記事としては大成功です。
節約で貯金ペースが増えれば資産がもっと早く貯まる様になる!
更にモチベが上がってもらえるように補足します。
節約を取り入れるだけで必要な資産額はぐっと減ることは分かりました。
またあえて繰り返しますが、節約をすればその分毎月の貯金額は増えますよね。
毎月の貯金額が増えれば、それだけ目標額の資産が早く貯まらないでしょうか?
普通に6,000万円貯めるのと、貯金ペースが月5千円増えた状態で5800万円貯めるのでは、圧倒的に後者の方が早く貯まりますよね。
また更にその貯金をちょくちょく不労所得を生み出す資産に変えれば更にペースは増えます。
節約は毎月貯まるお金が増えるからハッピーで終わらせるのは勿体なく、この様に夢の経済的自由の実現をぐっと早めてくれる技ぐらいに考えられる様になれば、今後の皆さんにとっても節約は非常に楽しいものになってくれると思っています。
楽しいものと思ってもらえるようになれば、楽しく取り組んでもらえる様になると思います。
節約のやり方を間違えない様にだけ注意しよう!
さてここまで節約の効果を語らせていただきました。
ただここで節約のやり方を間違えると「やっぱり節約なんてやってられん!」となり、先ほどの説明がすべて台無しになってしまいます。
間違った節約とは、ストレスが貯まるほど我慢しながらやる節約。
正しい節約とは、仕組化によりストレスかけずにやる節約。
詳しくは以下の記事にも書いてみていますので、是非とも参考にしてみてください。
節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る:変動費編
節約術|注意!この節約やっていたら貧乏生活に陥る|固定費編
最後に
節約に対する考え方は人それぞれだとは思いますが、私はこういう考えで前向きに節約に取り組んでいっています。
節約と聞くと我慢しながら取り組む辛いものと思いがちかもしれません。
もちろん本当に毎日胃を痛めながらやる節約はだめですが、楽しく考えて取り組むことで、それは継続のモチベになるはずです。
節約をどう楽しく捉えるか?それは色々あり、この記事の考え方はその1つです。
私のこの考え方が少しでも皆さまの参考になればとても嬉しいです。